かねてから、早稲田ミョウガ捜索活動は、フードボイスで報告してきたが、
2月20日、梶井功先生(元東京農工大学学長)を囲む勉強会(第三土曜会)で、早稲田ミョウガを探そうと思っていることをお話しすると、「いい人を紹介してあげよう!」と、当時早稲田大学の副総長をされていた堀口健治教授(農業経済学が専門)を紹介いただいた。
これにより、早稲田環境塾の有志の方々により、6月29日、早稲田ミョウガ捜索隊が結成され、隊長として早稲田大学政治経済学部4年の石原光訓さんが就任した。
また、このほど石原さんのもとで活動を指揮する早稲田大学商学部3年の松井健太郎さんから、捜索活動についてのメールが届いた。
上の画像をクリックする。
こんにちは、早稲田大学商学部3年の松井健太郎と申します。
早稲田ミョウガ捜索活動についての連絡です。
活動は今週17日(土)15時30分から行います。
大隈講堂前に集合でお願いします。
そこからフィールドワークを行います。
内容としては早稲田周辺の商店会長や、昔からずっと早稲田でお店をやっている方のところに行き、聞き込みをしようと考えています。
そこで情報を得ながら、早稲田ミョウガを栽培している人を探そうという作戦です。
早稲田ミョウガ捜索を通して地元の人と関わり、普段とは違った早稲田を見つけられたらいいですね!
MLでも活発に議論をして話を進めていけたらと思います。
意見があれば、どんどんアドバイスください!
出欠をとりたいので、参加できる方は松井健太郎【kentarom06@gmail.com】までご連絡ください。
ぜひ早稲田ミョウガを見つけましょう。
宜しくお願い致します。
このたび、早稲田ミョウガ捜索隊の隊長を拝命いたしました、早稲田大学政治経済学部4年の石原光訓(いしはらみつのり)と申します。
生活の現場からモノを考えることを目指していて、岩手県下閉伊郡田野畑村や群馬県の水上などでよく活動をしています。
今回は、早稲田大学の学生有志と江戸東京伝統野菜研究会の大竹道茂代表、そして、早稲田環境塾有志の方々のご参加のもと、早稲田ミョウガ捜索隊の結成の会を行えたことを、とてもうれしく思います。

早稲田環境塾塾長である原剛先生は、「環境」を次のように定義されます。自然生態系を有する自然環境、自然の恵みを受けて、支えあいながら営まれる人間環境、自然と人間の相互作用の中で育まれ、生活の裏づけとしての文化環境、これらを統合したものこそが「環境」であり、それぞれを分断するのではなく、統合して考えて、とり扱っていかなければならないとよくおっしゃいます。
都市での生活は、自然から切り離され、人間同士の関係も疎遠で、裏づけのある生活や文化があるわけでもない。近代的な都市工学、発達した科学技術により自然や人間の関係性に目隠しがされてしまっているのだと思います。
今回の早稲田ミョウガ、見つかるか見つからないかわからないという、きわめて早稲田らしい企画なわけですが、かつてはいちめんの田んぼとそちらこちらのミョウガ畑だったこの早稲田の地も、きれいに都市化されてしまい、自然との関わり、人間同士の関わり、土地に根ざした文化を失ってしまいました。
そんな早稲田の地に、まだもしかしたら江戸野菜早稲田ミョウガがどこかでひっそりと生き残っているかもしれない。。。
これはまさにロマンでしょう。経済成長と開発の中で、時代のどこかに置き忘れてきてしまった伝統野菜が、まだ早稲田の地にあるかもしれない。そのロマンを、多くの人たちの協力の下で、みつけてみたい、そう思うわけです。
実際に先頭に立つのは、本日も出席してくれている農楽塾の面々など、早稲田大学の学生たち。作戦を練り、計画を立て、実践に繋げるべく、協力してほしいです。
楽しい捜索活動のためには、愉しむための準備が必要ですから。特に捜索の方法が決まっているわけでも、こうしなければならないというやり方があるわけでもないので、様々な方々からの意見を伺いながら、みんなで知恵を出し合いながら、進めていけたらと思います。
今回の、早稲田ミョウガ捜索は、ひとつのきっかけと考えています。みつかるかみつからないかはさておき、早稲田のミョウガを探すというプロセスにおいて、地元の方々と早稲田の学生の関係性を再構築したり、早稲田の学生や普段から早稲田で暮らす方々と、早稲田の土地との関係性を紡ぎなおすような、そんな企画にしていきたい。
早稲田の学生だけで完結するのではなく、早稲田環境塾の有志だけで完結するのでもなく、大竹代表だけで完結できるわけでもない。
地元の方々や、広く江戸野菜や伝統野菜に関心を持つ方々の支援や協力を集めながら、関わる一人ひとりが、早稲田ミョウガの捜索を通じて、多くの出会いと発見を得ることができることを期待しています。もちろん、早稲田ミョウガは見つけましょう。(笑)
本日の大竹代表の講義に寄れば、早稲田ミョウガは晩生であるとのこと。実際に食べごろは秋の初めだとか。
ミョウガというと夏のイメージがありますが、早稲田ミョウガは秋とのこと。大いに安心しました。秋に向けて力を蓄えつつ、ちょいちょい捜索活動を展開しつつ、地元の方々をはじめとする様々な方々を巻き込みつつ、仕事や負担というよりかは、楽しい捜索活動を行うことができたら、と思っています。
それでは、ここに早稲田ミョウガ捜索隊の結成を宣言したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
取材では大変にお世話になりました。
その取材の中でも非常に気になっておりましたミョウガ捜索隊。
いよいよ活動開始なさるのですね。
おめでとうございます!!
早稲田ミョウガは秋が旬とのこと。
発見の記事を楽しみにしております。
収穫したときにはよく売られている高知産のに比べ小さくて緑っぽくて固かったかたと記憶しています。抜いてしまった茗荷、ねっこが少し残った葉と茎がご入り用でしたらお送りします。
住所ー岡山県津山市加茂町小中原40−1
FAX−0868-42-2170
慶応3年生れという大家さんのお婆さんから分けてもらった茗荷が、今でも我が家に生えています。
早稲田茗荷に似ています。