当日は主催者からの依頼で東京農業を紹介する講師として参加した。
猛暑の中、東久留米市の農家・榎本さんが出してくれた心づくしのトマトが美味しい。
この企画 都市農業を広く消費者や報道関係者に理解してもらうため、都市農業の現状、農地保全の重要性を理解してもらおうと言うもの。
JA東京中央会HPならびに一般社団法人東京都農住都市支援センターHP、東京農業WEBサイトで募集したもので、大人1000円、中学生以下500円(軽食・お土産・保険料含む)で、先着順で締め切った。
東京農業視察バスツアーは、JR三鷹駅に集合し、JA東京むさし農産物直売所「武蔵野新鮮館」をはじめ、JA東京むさし組合員農家・田中茂さん(武蔵野市)、JA東京みらい組合員農家・榎本喜代治さん(東久留米市)、と小寺正明さん(清瀬市)の畑を訪ねた。
今、農家が持ってきた旬の野菜が並び、朝どり野菜にこだわる、常連の消費者がレジの前に列を作っていた。
<JA東京むさし組合員:田中茂氏>
トマト、胡瓜、茄子、モロヘイヤ、ほうれん草、赤じそ、小松菜、
人参、大根、ブロッコリー、とうもろこし、ジャガイモ、白菜、
キャベツ、サツマイモ、等
新鮮で、消費者から「おいしい」と言われる農産物を作ること。そのために、トレーサビリティーを徹底し、また農薬・化学肥料の使用をなるべく控え、自家の堆肥を使用する。
安心で安全な農産物の生産をすることを、いつも念頭に入れて農作業をしている。
地産地消を主体とした、品揃えの拡大、学校給食へ食材を提供し、食育として地元農業のPRに努めている。

猛暑の中での、トウモロコシの収穫体験。

隣の畑では、田中さんの指導で枝豆の収穫。
<JA東京みらい組合員:榎本喜代治氏>
滝山農業塾と食育に取り組む榎本さん。
住宅街の畑で「滝山農業塾」という農業体験農園を展開していいる。
当日は、塾の世話役さんたちが、ツアー参加者を誘導、トマトとキュウリの収穫と、ジャガイモの収穫、暑さを忘れて楽しんだ。
同塾で世話役をしている金子操さんが、私が前に「良い食材を伝える会」で江戸東京野菜の話をしたのを聞いたと、挨拶に来てくれて名刺交換をさせてもらった。

畑の近くにある榎本さんの自宅に招かれた参加者は、そこで、冷たい飲み物とトマトを振舞われたが、暑いときのトマト、忘れられない思い出となるでしょう。
<JA東京みらい組合員:小寺正明氏>
ホウレンソウ(230a)、カブ(200a)、ミズナ(100a)
ニンジン(40a)、サトイモ(10a)、コマツナ(20a)
施設を利用した周年生産
施設(/てイブハウス)とトンネル被覆を利用して、作期の短いホウレンソウ、カブ、ミズナなど軽量野菜を高い圃場利用率で周年生産を行い、100%市場出荷をしている。
また、有機物施用による土つくりと、合理的で効果的な病害虫防除、及び収穫後のていねいな出荷調整により、高い品質の維持向上を図っている。
東京都や清瀬市の農産物品評会では常に上位の成績を収めている。

当日は、小松菜の結束作業を家族とパートさん達で行っていた。
都市農業を勉強するため参加した、中央大学の学生は、結束の体験や、小寺さんのお母さんに質問するなどしていた。
小寺さんでは、冷えた完熟ニンジンジュースが振舞われたが、これはミクニマルノウチでも使われているもので、帰りには参加者ににんじんジュースお土産として手渡された。
連日の猛暑で、熱中症など参加者の体調管理が心配されたが、皆さん水分補給をしながら、日陰を選んだり、バスの中で休んだりで全行程を終了することができ、
西武池袋線の清瀬駅と、武蔵野線の東所沢で解散し、皆さん帰路に就いた。
皆さん、ご苦労さまでした。
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