2010年08月21日

立川産イチジクの収穫が始まった。

立川市果樹組合に若い後継者が育っている。
立川市の果樹生産農家は21軒。ブルーベリー、を主体に、ラズベリー、ナシ、柚子、桃、ブドウ、梅、栗、スモモ、リンゴ、キュウイ、ギンナン、イチジク等を栽培している。

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パックリと口をあけた桝井ドーフィン種


就農4年目と言う若い後継者、高橋尚寛さん(27)は、今、イチジク栽培に取り組んでいる。

東京農大卒業後、一年間、島根県大田市の農業法人でブルーベリーを学び、その後、帰郷して東京都農林総合研究センターで研修生として野菜を学んでいたが、二年目に果樹を学んだことで、センター内にあるイチジクとの出会いとなったもの。

指導官にも恵まれ、イチジクの魅力にはまっていった。

イチジクは、地元でも栽培している生産者が少なく、主産地の愛知、和歌山産ですら、東京までの遠距離輸送に苦戦しており、尚寛さんはスーパーで買ってきて食べてみて、十分競争できると判断、栽培に踏み切った。




高橋家では父親の代から植木生産に切り替えたが、尚寛さんが就農したことで、植木畑で動かない樹木を思い切って切り払い、ハウス2棟を建設、12本のイチジクを植えた。

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写真左上は桝井ドーフィン種。写真右下はバナーネ種。

1本のイチジクは左右均等に主枝を伸ばし、そこから均等の間隔で新梢を立てていく。

経営の主体は、桝井ドーフィンが主体で2、3年目の樹が7本。

皮が赤く従来のイチジクらしいイチジクで、バナーネ種は2年目の樹が2本。バナナを由来とした黄色い種で、皮が薄く皮まで食べる品種で甘い。

そしてビオレーソリエスが3年目の樹が3本。このイチジク、皮が黒味を帯びて、濃厚な甘さの品種で9月中旬から収穫期に入る。

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写真右上は桝井ドーフィン種。写真左下はバナーネ種。

イチジクは秋の食べ物として親しまれてきた。

9月から安定的な出荷になるが、ハウス栽培のイチジクは、風雨にさらされない分、皮も薄く、皮まで食べられる。

しかし、イチジクは鮮度が一番、日持ちがしないことから、地元の直売所を中心に出荷してきた」。

昨年は、収量は大幅に減るものの12月まで収穫できたことから、地元レストランなどにも販路を広げていきたいと意欲を燃やしていた。


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高橋園  立川市柏町2-23-3  注文はFAX 042-536-2001
posted by 大竹道茂 at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 立川市での取り組み
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