今年は、念願だった幻のニンジン、「砂村三寸ニンジン」が栽培されている。
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砂村小学校では、伝統野菜の復活で生物多様性を学ぶことになる。
我が国のニンジンの歴史を調べていると面白い。
江戸時代から昭和30年代頃までは、東京では滝野川系の7〜80センチもある長ニンジンが主流だった。
40年代から五寸ニンジンが普及し、その後、七寸の業務用も栽培されている。
なぜなのだろうか?
砂村三寸ニンジンは明治の初め頃、明治政府がフランスから導入した野菜のひとつで、農民の労力削減から牛角に似た短い10センチ程のニンジンを導入し、日本の気候風土に適したものにつくりあげた。
このニンジンを5年生が栽培している。
8月26日、順番に砂村三寸ニンジン、五寸ニンジン、大長ニンジンの三種類の種を蒔いた。
この栽培の経緯はフードボイスの私のブログで紹介している。
ジーンバンク・農業生物資源研究所に保存されていたこのニンジン、同所からいただいた種袋には、発芽率100%と書いてある。
ニンジン栽培の難しさは「芽出し」と言われている。
それだけに発芽するか心配していた。
猛暑が続いていることもあり、ポットには寒冷紗を掛けて置いたここが幸いした。
無事一週間後に元気良く発芽した。
」
今後順調に種取りまで行ってほしものだ。
東都みうり新聞社が取材してくれたようだ