2010年09月27日

日本橋女学館に江戸東京野菜を訪ねる。

日本橋女学館(揚村洋一郎校長)の藤井由紀子教頭先生から、女学館祭の招待状とプログラムが届いた。

同校では、このブログでも紹介したが、昨年から中学一年生が理科の第U分野で江戸野菜の栽培に取り組んでいる。

jyogakukann (2).jpg


 日本橋学館大学の沿革によると、同校は、「明治22年12月に日本橋地域において安田善次郎(富士銀行[現:みずほ銀行]創立者)、三越得右衛門(三井家当主)らにより設立された日本橋区教育会が設立の母体です。

この日本橋区教育会は、明治37年9月に日本橋女学校(後の日本橋高等女学校)の設置を決議し、明治38年から学校運営を開始することになります。」とあり、現在理事長には渇h太郎総本舗、副理事長には且R本海苔店の各老舗社長が就任している。

日本橋で商いをする老舗の子女の教育、いわゆる女将の育成から開校されて、日本橋の文化を継承し、日本橋の繁栄を一面で支えてきた105年の伝統校である。



jyogakukann (4).jpg

写真をクリックする



jyogakukann (5).jpg
写真をクリック


神田川に面した一階のウッドデッキが伝統小松菜と金町小カブ栽培場所。

藤井先生は、「ここには虫が飛んでこないんです。それだけ緑が少ないんでしょうね」とおしゃっていた。

写真右上、この辺は神田川の河口にあたり、隅田川、東京湾観光の屋形船がたくさん係留されている。

同校のウッドデッキからは、(写真右下)浅草橋が見えるがその先で隅田川に流れ込んでいる。


jyogakukann (6).jpg

伝統小松菜と金町コカブの栽培にあたっては、藤井先生と理科の先生二人が小平の宮寺光政さんの畑を訪ね、指導を受けている。

先生がエコにこだわりたいからと云うことで、宮寺さんがペットボトルを横に切って栽培いすることを提案。
水抜きの穴をあけ、根がふく射熱でいたままないようにアルミホイルで巻き、しかも土壌の流失を防ぐためゴミ用のネットで巻くことなどを指導とか。

現在、宮寺さんの指導を受けた成栗里美先生が中心になって、栽培指導を行っているが、中学一年生は42人、一人で伝統小松菜と金町コカブをペットボトル一本づつに分けて栽培しているという。


同校2階で、江戸東京野菜の栽培展示をしていた。

jyogakukann (7).jpg
写真をクリックする



担任の、金丸昌子先生にもお会いしてお話を聞いたが、栽培するけでなく美味しく食べることも食育では重要で、
小松菜のクッキーを作ったようだったが、美味しかったと、江戸東京野菜への理解はさらに深まったようだ。

因みに模造紙に書いてあった伝統小松菜を使ってクッキー作りは。


クッキーの作り方


1.バターは常温に戻しておく。小松菜を少し硬めに塩茹でし 水気を切ってみじん切りににする。
2.ボウルにバター砂糖、塩を入れ 白っぽくなるまでよく混ぜる。卵、バニラエッセンスを入れて混ぜる。
3.小麦粉を入れてサックリと混ぜる。 @の小松菜(なるべく水気を絞る)とごまを入れ゜さらに全体をサックリと混ぜる。
4.べたつくので手に小麦粉をつけて好みの大きさに成形する。
5.170℃のオーブンで15〜20分で焼いたら完成。

が紹介されていた。


金町小かぶと伝統小松菜を育てての感想



普段は野菜を育てるとしても、もう芽がでている状態で、育てているので、今回小かぶと小松菜を種から育てたのでとても大変でした。いい経験になったので家で育ててみようと思いました。

スーパーで手軽に買えるけど 土から育てるとすごく手間がかかるんだなとおもいました。これからは作っている人たちに 感謝しながら食べていきたいです。


毎日、交代で水やりをして、育っていると、とてもうれしくなりました。しっかり育てたことにより、野菜を育てることへの関心も芽生えたので、いい経験になりました。


皆さん素晴らしい経験をしたんですね








posted by 大竹道茂 at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/40953342
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック