18:36からの「気になる !」で「増える“都産都消”のこだわりグルメ」が放送された。
押上のもんじゃの店「よしかつ」、「肉のスズキ」の秋川牛、そしてフレンチの「ミクニマルノウチ」で東京の食材についてお客さんに感想を聞いている。
そして、「News Every」「気になる !」第二弾で、「伝統の味が復活!、江戸東京野菜」が10月6日18:30過ぎに放送される。
画面をクリックすると番組ホームページにリンク
テレビ局の者だとして良く電話がかかってくる。
ほとんどが製作会社の若い社員で、江戸東京野菜の事を教えてくれと云うから、親切丁寧に教えてあげても、その後の対応が無責任で、せっかく生産者にお願いして、取材ができるようにしても、放送しないなど、失礼なことはしょっちゅうで、
最近では、電話取材については、お断りして、会いに来てもらっている。
人間、会えば無責任なこともできないものだ。
今回も、時間を取るから来てくださいと云って、電話を切った。
訪ねてくれたのは、電話をしてきた奥野早貴さんと関根龍太郎氏、名刺には日本テレビの報道局ニュース編集部とあった。
二人には色々と、江戸東京野菜を取り巻く情勢を話したが、興味を持ったようで、帰りには「News Every」「きょうの 気になる !」第二弾で紹介したいと云うことになった。
午前中は、日本橋地区で取り組んでいる、「にほんばし江戸東京野菜プロジェクト」の様子と、日本橋ゆかりの野永社長が寺島ナスを調理したとか、
そして、午後からは、私が生産者の畑に、リポーターの小山慶一郎君(ジャニーズ事務所)を案内するという設定。
まずは、寺島ナスの生産者、星野直治氏の畑。
星野さんの農業に対する思いを伺った。
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都市農業の先駆者・星野さんは、住宅街の中で農業をするからにはご近所に迷惑はかけられないと、昔から畑の周りに牧草のソルゴーを植えている。
これ農薬を極力抑えるために甘い樹液を出すソルゴーを植えておくとナスの芯につくアブラムシが付かないと云う効果がある。
減農薬の対策は、マスコミには必ず紹介するようにしている。
一応写していたが、カットせずに放映してくれるとありがたいと思っている。
須崎さんは立川市のウド組合の組合長。
20数年前に私が「子ども農業教室」でウド栽培の様子を子どもたちに見せたいとお願いした時も快く受けてくれた。そんなことで、親しくさせてもらっている。
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クルーの音声さんに、マイクを付けてもらっている須崎さんをクリックすると、ガス抜きのパイプと穴蔵の出入り口が雑木林の中にある。
地下4メートルでウドが栽培されている。ライトは短時間にしてもらわないとウドの色が変わるからとクルーに注意をしていた。
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雑木林の中には、収穫が終わったウドの根株が廃棄され山積みされていた。中には根株から残っていた芽が伸びたもの(雑木林をクリック)もある。
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江戸時代の武蔵野の農地は、短冊形に切られ、左の雑木林の落ち葉を手前の畑に堆肥として入れていた。
右の写真は左の雑木林から撮影したが北風を防ぐ屋敷林でその先に須崎さんの家がある。
東京に江戸時代の武蔵野新田の様子(農地をクリックする)が明確に残っているのは、今では珍しくなってしまった。
この番組、後日、東京都農林総合研究センターの所有する細密画も撮影。
何点かの細密画の解説を私が行い。
それによって生産者を訪ねると云うストーリー。8分ぐらいにまとめると云うから、ニュース番組としては大作だ。
ご期待ください。
今後のテレビ放映をお知らせしますので、ビデイオの予約をお願い致します。
10/11 NHK総合テレビ「いきものピンチ」生物多様性を守る5つの作戦(仮)
環境特別番組17:00〜18:35
10/19 BS-朝日 「にほん風景遺産」放送 江戸野菜のある風景 21:00〜
春の小金井(江戸東京野菜の栽培)、夏の東向島(寺島ナスの栽培)