2010年11月20日

作家・森沢明夫先生の取材を受けた江戸東京野菜。全国農協観光協会「ふれあい」誌に掲載予定。


(社団)全国農協観光協会・地域振興推進部の横山昇次長は、お仕事の関係からか当ブログをパソコンの「お気に入り」に入れてくれているらしく、江戸東京野菜についても詳しい方だが、夏にお会いした時にはそのうち、うちでも取り上げたいなどと云っていた。

先月末に、忘れていたが同会の広報誌「ふれあい」の制作会社・家の光から電話をもらった。
電話では、私が、江戸東京野菜の栽培現場を案内し、その野菜を料理店に持ち込んで、江戸東京野菜の料理を食べながら取材に答えるというような、ザックリとした話であった。

1生産 (4).jpg

クリックすると伝統小松もある。


この時期、出荷が始まっているのは、亀戸ダイコンと伝統小松菜だ。
栽培している木村重佳さんは、亀戸の亀戸大根料理の割烹「升本」にシーズンには月1万本を出荷している。

昨年、バスツアーでお願してから、彼を応援しているのだが、今年は新たに伝統小松菜も栽培してくれている。



東京の食材にこだわる店はいくつもあるが、収穫したものを持ち込んですぐ料理をしてくれる、わがままが云えるといえば「よしかつ」(店主・佐藤勝彦氏)だが、最近三っ星並みに予約が取れない店になっている。
それでも電話をしてみた。

ところが、その日は休みだと言う。しかし、そこはわがままを聞いてくれる佐藤さん、全国の「ふるさと倶楽部」会員2万人に配布する影響力を伝えると、喜んで料理を作ってくれることになった。

そこで、思いついたのが、生産者に野菜を持参してもらい、生産者と料理人の出会いの場を作ってはと、制作サイドに提案してみた。


小雨が降る寒い日であったが、「取材班」の二人と新小岩の駅で待ち合わせた。
何でも「ふれあい」誌で現在連載されている「逸品にふれる旅」という企画だそうだが、これまでの号と構成を変更し、農的な側面をより強く押し出す形を予定しているというから力が入る。

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江戸下町の文化、江戸切り子で今日は飲み、そして食べる


既刊の掲載誌もいただいていなかったので、マイペースの対応を考えていたが、取材班も臨機応変に動くスタイルの取材形式をとるというからやりやすい。

取材班と聞いていたお一人は作家の森沢明夫先生だった。

先生はかつて、家の光の地上編集部に所属していて、退会後、作家として小説『津軽百年食堂』を執筆、作品は映画にもなっている。

そして、カメラマンは、福地大亮さん、家の光の写真部に所属、亀戸で昔からの写真館の御曹司
後で聞いた話だが「よしかつ」の佐藤さんは10年ぐらい前に福地写真館で娘の七五三の記念写真を撮ったと云うから、面白いご縁だ。



3mori.jpg
左から、店主の佐藤勝彦さん、生産者の木村重佳さん、右が森沢明夫先生。
そんなことで、木村さんと、佐藤さんは、亀戸ダイコンと伝統小松菜を通して、初めての出会いとなった。
佐藤さんは、伝統小松菜の葉をちぎって食べて、「軟らかく、アクもない」。
近いうちに、木村さんの畑に伺うと、約束していた。


4刺身.jpg
クリックするとアジ

江戸前の刺身を大皿で出してくれた。

白身魚は青ヶ島の青鯛、江戸前のスミイカとマアジ、野菜はツル菜とムラメが足立、ニンジンが葛飾、アジに入っているワケギが足立、ショウガが葛飾、ワサビか奥多摩の千島園とすらすらと説明してくれた。


6ブタ.jpg

木村さんが、「この大根は無農薬で栽培しました」という亀戸大根は鍋になって出てきた。
「塩煮豚」だ、亀戸大根をスライスし、葉も青々として軟らかい、TOKYO X、 椎茸は青梅の原木栽培、青ヶ島のヒンギャの塩で仕上げていたが、さっぱりとして、うまい。
クリックする
新鮮な亀戸大根を佐藤さんに頼んで、スティクにもしてもらった。味噌とマヨネーズを用意してくれたが、実が締まった亀戸は別物の味との皆さんの評価。



8PB174361.JPG

木村さんが持参した伝統小松菜を使って「塩焼きそば」は、しゃきしゃき感がたまらない。佐藤店主、「うちの焼きそばはキャベツは使いません、小松菜です。」
「塩味はアンチョビを使って、ニンニクはスライスで、チーズも入っています」と説明。

それと、クリック。
亀戸大根の葉も料理してくれたが、鰹節かと思ったら、新島のムロアジのムロアジ節だとか、これがまた、鰹と違ったコクのようなものを感じ取った。

ピンボケの写真だが、漬物は葛飾のキュウリとミョウガの柴漬け風、カブは清瀬の小寺農園、カブの葉も野沢菜風にしてある。亀戸ダイコンは練馬の渡戸農園とか。



8-1.JPG


上の画像をクリツクする
森沢先生の取材も終わった頃、全国農協観光協会の横山次長と家の光協会制作本部の鈴木和人本部長も誘いあって駆け付けてくれて、それからは江戸東京野菜談義が始まり、すっかり皆さん盛り上がった。

写真左から、横山さん、奥がカメラマンの福地さん、右手前が鈴木さん、隣が、森沢先生、その隣が生産者の木村さん、そして中央が店長の佐藤さん。

TOKYO X の汁が美味しいとレンゲですすっていたのを見て、佐藤さんが温めてきましょうと鍋を持って引っ込んだ。しばらくしてその汁にラーメンを入れて出してくれた。これがまた美味いこと。
心憎い心配りに一同感激 。


cごち (2).jpg

主人の佐藤さんは、ソムリエでワインには詳しい。クリックで、日本酒では利き酒の資格や匠の資格、焼酎の資格も持っていて、今回も美味しいお酒を、料理に合わせて出してくれた。

江戸の地酒は東京北区の丸眞正宗、新米の純米吟醸「しぼりたて」と奥多摩の澤の井「一番汲み」は楽しめた。

今回は、取材で、亀戸大根と伝統小松菜主体の料理。

コース料理ではなかったが、写真を撮らないで食べてしまったのは、日野市の大豆プロジェクトが栽培した大豆と、青ヶ島のニガリを使ったお豆腐を、青ヶ島の天然塩と、あきる野市の亀甲五の醤油でいただいた。

料理は、うんちくが必要で、みなさん満足いただいたようだった。

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おなかがいっぱいと云う人もいたが、よしかつは「もんじゃ」のバリエーションが豊富だから、最後はこれで締めようということになった。

料理名は「こかぶのソナタ」具は、カブ、TOKYO X 、キムチ、ゴマ油、キャベツ、千住ネギ、小エビ、切りイカ、揚げ玉、とバラエティーに富んでいる。

結局、おなかがいっぱいと云っていた者も横から手を伸ばして食べていたが、
これで落ち着いた。

「ふれあい」2月号(2月1日配布)森沢先生のリボーが楽しみだ。

この記事へのコメント
取材協力ありがとうございました。
2月号が楽しみです。
江戸野菜の記事が多くなりそう?森沢さんコンセプト忘れないように!・・・「よしかつ」での再会楽しみにしております。佐藤オーナー素晴らしい料理ありがとうございました。
Posted by 横山 at 2010年11月26日 13:32
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