2010年12月12日

日本橋・常盤小学校においての家庭教育に関する学習会報告 酒井文子さんの『伝統野菜を取り入れた食育』

今年の5月に、このブログでも紹介したが、日本橋の伝統校・中央区立常盤小学校の飼育栽培委員(担当教員・坂本瞳先生)の生徒さんが伝統野菜の寺島ナスの栽培を行ったが、浅見紀久江副校長先生から沢山収穫できたと、報告をいただいていた。



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写真をクリック。東京都選定歴史的建造物に指定されている伝統校。

11日に、〜江戸東京野菜の楽しく、美味しく、おもしろい食育〜  として、食育・野菜料理コーディネーターの酒井文子さん( 江戸東京野菜料理研究家 / 野菜ソムリエ )が、同校生徒のお父さん、お母さんを対象に学習会を行った。





浅見先生は伝統野菜を通しての食育授業に熱心で、月刊日本橋の「にほんばし江戸東京野菜プロジェクト」にも参加されていたが、
栽培指導をした小金井の農業後継者との縁で、今年の夏、前PTA会長の奥田秀助さんと小金井や三鷹の農家を視察された。


酒井文子さんから江戸東京・伝統野菜研究会への報告書が届いたので紹介する。
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講義は「江戸東京野菜の楽しく、美味しく、おもしろい食育」。
1. 食育とは?
2. 食べることとは?
3. 野菜・くだものの必要性
4. 地産地消(地場野菜を食べる)。

 
 についてパワーポイントを使って、説明されたようで、詳細な報告があったが省略する。


5. 東京の伝統野菜でもある江戸東京野菜
江戸東京野菜とは?→歴史、現在に至る経緯、江戸東京野菜の写真と実物(写真は小金井産、亀戸大根・大蔵大根・金町こかぶ・東京長かぶ(品川カブ)・馬込三寸人参・伝統小松菜・しんとり菜)の説明。
意外と知られていない伝統野菜である「つまもの」を写真と私の取材経験を元に説明。



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クリックする



6. 江戸東京野菜料理
先日行われた小金井市の江戸東京野菜を使った丼フェアに伴って行われた「江戸東京野菜料理教室」の様子と料理を写真で紹介し、解説。


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7. 食べ比べと試食
@ 亀戸大根」「大蔵大根」「青首大根」の生での食べ比べ→役員のお母様方にその場で切っていただいた3種類の大根を食べ比べしました。(食べた順番はクリック・写真の2青首→1大蔵→3亀戸)


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A 金町こかぶのヨーグルト味噌漬け」の試食→酒井が前日につけたものを持ち込み食べていただきました。

B 亀戸大根の胡麻フライ」の試食→役員のお母様方がフライを揚げてくださり、参加者全員、熱々のフライを食べました。
レシピ説明「金町こかぶのヨーグルト味噌漬け」(写真中・左)、
「亀戸大根の胡麻フライ」(写真右)
「亀戸大根の葉のペンネ」(レシピは、各人に配布。)


8.江戸東京野菜(伝統野菜)を食育に生かす
  *歴史を学ぶ
  *栽培体験をする
  *食べる(五感で体感)
9.伝統野菜を食べ続ける意義
  過去から命をつないできたものを未来につないでいく。


10.参加者の感想発表(40名弱のみなさん全員に話してもらった)主な感想

・中々食べることのできない江戸東京野菜を見ることや食べることができてよかった。(複数)

・亀戸大根・大蔵大根・青首大根の違いがよく判った。特に大蔵大根が美味しかった。(複数)
・子どもが余り野菜を食べないので、今日習った料理を作ってみたい。

・亀戸大根のフライは、びっくりしたが美味しかった。(多数)
・金町こかぶのヨーグルト味噌漬けの葉っぱがとても美味しかった。(複数)

・野菜の花を知らなかったので勉強になった。
・子どもが大根の煮物をあまり食べないので、今度はフライを作って食べさせたい。(複数)

・江戸東京野菜は、中々手に入らないので、今後普通に変えるようになるとうれしい。
・美味しいそうなレシピなので、亀戸大根の葉のペンネを作ってみたい。

・馬込三寸人参の味見もしてみたかった。
・「命をいただいている」という話が、とても印象に残ったので子どもと食卓で話をします。

・これからもっといろいろな野菜に興味を持ち、子供達にも伝えながら食卓に並べていければと思います。
・野菜は、値段を見て買う事が多かったが、産地を確認してなるべく東京産のものを買うようにしたい。
    など。




11.質疑応答  

人参の葉の食べ方。→ 天ぷら、ごまあえ、香辛野菜として(パセリの代わり)など。


* 参加者の皆さんは、終始熱心に話を聞いてくださり、食べ比べや試食では、同じグループ内で活発な意見交換をされていました。
* 酒井の提唱する「楽しく、美味しく、おもしろい食育」が実践できた、素晴らしい勉強会での経験でした。
* 常盤小学校の校長先生、副校長先生、PTAの副会長さん、前会長さん、お父さん、お母さん方には大変世話になりました。
* 特に、役員のお母様方には打ち合わせから、当日のご協力には大感謝です。


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常盤小学校は、
日本銀行が南へ30b、裏は東北・上越新幹線が走っていて、西側には日本橋川が流れていると云う東京のど真ん中。 この地で生活をされている方々が通う名門小学校。

「にほんばし江戸東京野菜プロジェク」から始まった江戸東京野菜の食育が、家庭教育の要の方々の理解を得たわけで、それは素晴らしいことです。

酒井さんご苦労さまでした。



posted by 大竹道茂 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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