このブログでも紹介している小平・一ツ橋学園の中国宮廷麺の「なにや」では毎年12月30日に一年に一日だけ、おめでたい五色麺を打って出す。
店主の松村幹男さんにとって特別な日だとかで、ご招待をいただいた。
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この日に着ているコスチュームは15年も前からイベントやこの日のために着るお洒落なもの。
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「徹夜して先ほど打ち終わった」と云う麺を見せてくれた。
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お店の側面には、一か月前から、12月30日に五色麺を打つことを発表していた。
毎年来ていると云うお客さんの中には、「これを食べないと一年を納められない。」と寒さが厳しい中で、早くから並んでいた。
中国宮廷麺の「翡翠麺打師」の資格を持つ松村氏が打つ五色麺は、一本の麺が五色になると云う、手間のかかるもの。
この日は、11時30分ぴったりに、松村さんがドラを持って入口に立ち、ドラを鳴らしてから、
並んでいるお客さまにご挨拶。
そして、お客様を招き入れた。

座席は 15人足らずだが、席の空くのを待つお客も含め、先着の30人程のお客さんが、客だまりなど店内に入った。店に入りきれない人は、まだ外には並んでいる。
まず、
店主の松村さんから、日頃のご愛顧に対する御礼のご挨拶。
そして、五色麺について報告。
紫が、小平の特産物・ブルーベリー。
ブルーベリーはわが国での発祥の地が小平。
緑は話題の「里帰りした三河島菜」で打ち始めたが、色が薄いので地場産のホーレン草を加えたという。
黄色はターメリック。
赤は宮寺さんの人参を使ったが、これも色が薄いことから赤いパプリカを加えた。
そして白は、小麦粉でその地の色。
今回は、期待の色が出なかったために手間がかかっていると、報告があったが、どれも自然の色だから健康的。
続いて、ご招待をいただいた、私と、宮寺さんが指名され、ご挨拶をすることになった。
私は、「なにや」さんを通して、地産地消の「江戸東京野菜」、また、地場産の小平の野菜を食べていただいていることに対する御礼と「里帰りした三河島菜」の物語などの話をさせていただいた。

お任せで、出していただいたのが、「とき卵麺」。
「里帰りした三河島菜」を初めて食べた松村氏は、この菜は、卵スープに合うと云っていたが、なるほど、「とき卵」にはベスト マッチで菜が美しい。

店内では、席が空くのを待つお客でいっぱいだから、食べ終わったら、店主の松村さんにお礼を云って次の人に席を譲った。
五色麺は125食を打ったそうだが、次から次にお客さんが来て、3時過ぎに完売。
その後は、「里帰りした三河島菜」を練り込んだ、通常のメニューの「めん菜」の注文が増え、親子3人てんてこ舞いの一日だったようだ。
松村さん、ごちそうさまでした。
良いお年をお迎えください。