昨年の11月に、墨田区福祉保健部で保健計画担当主査をされている秋田昌子さんからメールをいただいた。
「墨田区」と「すみだ食育goodネツト」が主催する講演会で、寺島なすを含め、江戸東京野菜を通して産業・文化・農業等、各分野との相互のつながりを深めている話をしてほしいと云うものだった。
実は、秋田さんとは、2009年11月に開催された日本食育学会のシンポジウムでパネラーとしてご一緒したことがあった。
当日、秋田さんは、実践報告において「すみだらしい食育」を目指す民・産・学・官による協働・協創の食育推進活動として、<すみだ食育推進リーダーの組織化と活動成果>を、「すみだ食育推進リーダー会の中島マサ会長とともに発表された。

そんなことで墨田区の活発な食育の取組みは存じていたが、「すみだ食育goodネット」はクリックすると活発な活動を展開している。
日本食育学会のシンポジウムでは、これまでの取り組みから「江戸東京伝統野菜の復活と食文化の伝承・食育活動の仕掛け方」として、第一寺島小学校で取り組んだ「寺島ナス」、の復活の話もさせてもらった。
第一寺島小学校の取り組みは、日本野農業新聞にも書いている。

写真をクリックすると、第一寺島小学校では今年も引き続き栽培を継続している。
墨田区では、地域の食育を行う体制として「すみだ食育goodネット」を3年間かけて育成してきた。
そこで江戸東京・伝統野菜研究会が、生産者から市場関係者、料理人、行政、研究者、フードライター、教員等とのネットワークを生かした活動を展開していることから、講演会を通して、食育関係者、産業、文化、農業等に興味のある方々をつなぎ、すみだ食育goodネットの登録会員を増やすきっかけになればとのことだ。
秋田さんからは
「墨田区では、江戸東京野菜や地産地消(都産都消)への意識の高い飲食店や食品事業者さんもいらっしゃいます。
@寺島なすとは?
A寺島なすと地域&学校の取組み
B墨田区界隈の暮らしを含めた食文化のお話。
C江戸東京野菜を使った各地の取組み
D食育をからめた墨田の取組みの可能性
こんなこともお話しください」と云われている。