久しぶりに浅草に行ったが、スカイツリー人気なのか、何時になく人が多いのに気が付いた。
講演は2時からだが、事前にパワーポイントのセッティングやら、担当の方々との打ち合わせで13時に伺うと云っていたので、昼食もそこそこに、駒形橋を渡って・・・、早足で約束の墨田区役所に向かった。
駒形橋からは、墨田区を象徴する建物のそろい踏みかが見える。
スカイツリー、アサヒビールのモニュメントと、ジョッキをイメージしたビル、そしてその裏が墨田区役所だ。

クリックすると墨田区役所とスカイツリー、一階の「すみだリバーサイドホールのイベントホール」の入り口には大きな立て看板が用意されていた。
今回の企画は、墨田区と「すみだ食育goodネット」の共催で、開催される。
数日前に、読売新聞の江東版に案内が掲載されたことから、100人を上回る方々がお見えになった。
今回は、墨田区の伝統野菜・寺島ナスを復活した、第一寺島小学校の須藤校長先生もお見えになったこともあり、私の前振りで、小学校の取り組みを紹介したところで、須藤太郎校長を紹介し、ステージ上で取組みの経過や今年度の考え方をご報告いただいた。

写真をクリックすると、上、須藤太郎校長、下は、佐藤勝彦氏と升本の塚本貢三氏
私の講演の中では、寺島ナスが、日本橋地区の小学校や、日本橋の老舗の料理屋さんなど、地域興しに使われるなど、注目をいただいていることには、お集まりいただいた皆さんも一様に驚いたようだった・
最後に、地元墨田で江戸東京野菜など、東京の食材にこだわった押上「よしかつ」の主人・佐藤勝彦氏とお隣の亀戸(江東区)の割烹升本の塚本貢三専務に、お店の紹介をステージ上からお話していただいた。
会場には、寺島ナスの復活でお世話になった、向島百花園の佐原滋元氏も来ていただいたし、
食情報を映像発信するフードボイスが取材していた。
また、すみだ文化資料館の高原明恵さんも昨年資料館で寺島ナスを栽培していて、今年もトライすると云うから頼もしい。
初めてお逢いしたが、地元の大塚食品の田中喜治社長も伝統野菜に興味を持ったと云ってくれたし、一般社団・食医同源之会の渡邊悟博士も声をかけてくれた。
江戸美学研究会の伊部知顕氏には江戸の農家にも美学があったということが伝わったようだ。
NPOすみだ学習ガーデンの三浦孝則さん、水谷公彦さんには “いっしょにネット”として、goodネットとの連携を期待したい。
農協観光でグリーンツーリズム担当の中村智明さんもお見えになっていた。
いずれにしても、皆さんに伺ったところでは、伝統野菜の貴重な遺伝資源を次世代に伝えたい、そして墨田の市民生活に農業や食文化の歴史があったことは伝わったようだ。
お誘いいただいた、小久保明保険計画課統括課長、保健計画担当主査秋田昌子さんと、すみだ食育good ネットの中島マサ会長さんには大変お世話になった。
有難うございました。
これらの内容は、後日「すみだ食育館」が詳細に報告している。
後日わかったが、小学校の同級生で綾瀬にお住いの杉田茂治さんが近いからと来てくれていたようで、終わってからも尋ねてくれた方々と名刺交換などしていたので、挨拶しないで帰ったと、電話を戴いた。
杉田さん失礼しました。
中島会長からお土産をいただいた。
クリックすると小倉あんと黄味レモンあんの寺島なす最中。
一つは菓子遍路一哲の「なすがままに」。
寺島ナスをイメージして創られたものだが、可愛らしいナスが三つづつパックになっていて食べやすく、上品な甘さが後を引く。
ご主人の酒井哲治氏が会場にお見えになっていたら、お話を聞きたかったが、この創作に敬意を表したい。
-thumbnail2.jpg)
そしてもう一つが、「すみちゃんカレー」。
墨田のカラ―を出してちゃんこ鍋の和風風味と云うのがミソ。
今人気のカレーだ。