平成元年に練馬大根の生産が復活したが、その年から始まった「ねりま漬物物産展」は、26日から開催されているもので2月1日まで行われている。
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練馬で、練馬大根の生産が増加したのは、練馬の気候風土に合っていたことは勿論だが、
保存食としての沢庵漬が庶民の生活の中で普及したからで、これらの農産加工は初め農家の副業だったが、時代の要請の中で企業化して、今日では地場産業として東京都漬物事業協同組合の中でも練馬には漬物業者が集中的に残っている。
この「ねりま漬物物産展」は23回の歴史を重ね、この時期の風物となっていて、楽しみにしているファンが多い。
このポスター、練馬大根保存会なのか練馬漬物親睦会なのか、作成した組織と生産者名の記載がないが、クリックすると伝統の味を支える、左上から宮本金一郎さん、吉田忠男さん、渡戸章さん、二段目左から白石好孝さん、田中大代さん、橋本登さん、そして神田耕さんと、代表的生産者の写真が掲載されている。
練馬大根が栽培されなくなった昭和20年代後半からは、関東近県から食材を集めて福神漬等を作っていた業者もあったが、最近は、食生活の多様化から、他種多用な漬物が販売されている。
昔の味「ねりま本干沢庵」を欲しいと思って池袋まで出掛けた。
変に黄色く甘い沢庵では物足りない。
良く干され、塩と米ぬかだけで漬けた「ねりま本干沢庵」に、七味をかけてお茶うけにして食べたが、後を引く。 美味い・・・。
ポスターの裏に参加店の一覧( 携帯から電話するには東京03が必要 )が掲載されているが、
「ねりま本干沢庵」は練馬区高松2丁目の宮本食品と、高松4丁目の高山食品が扱っている。
写真をクリックして、Tokyo MX News の動画もご参考に。
練馬大根については、大竹道茂の江戸東京野菜ネット2月号でも紹介している。