JA東京むさし小金井地区組合員の井上誠一さん(47)は、「大蔵大根」「亀戸大根」「金町こかぶ」「寺島ナス」「東京長カブ」「のらぼう菜」「馬込大太三寸人参」の7種類の江戸東京野菜を生産している。
JA小金井経済センターや市内の料理店、小金井市主催の「お花見弁当フェア」「秋の黄金井フェア」に出荷している。
「亀戸大根」や「大蔵大根」は市内の小学校にも納品し、みぞれ汁やポトフとして給食に出され大好評だった。
小学生に「寺島ナス」のプランター栽培の指導を行うなど、食育授業にも協力している。

「大蔵大根」を収穫中の井上さん(小金井市で)
昨年、井上さんが力を入れたのは「馬込大太三寸人参」の栽培だ。
種がようやく手に入り、栽培に成功した。
昨年11月にはオテル・ドゥ・ミクニ25周年企画「ミクニの地産地消・東京を食べるディナー」で、三園清三シェフが井上さんの「馬込大太三寸人参」を使った料理を出した。
井上さんは「馬込大太三寸人参は種をまくタイミングが難しい。1日、2日の差で発芽したりしなかったりする。
栽培は難しいが、食べてみるとすごく甘くておいしいので、今年はもっと生産量を増やせるよう頑張りたい」と意気込みを話す。
この記事は、日本農業新聞1月5日「とうきょう版」掲載されたもので、日本農業新聞、通信員の了解を得て、JA東京中央会の協力により掲載。
当ブログでは、「江戸東京野菜はここで買えます」で紹介。