砂村三寸ニンジンの復活を、砂町小学校にお願いして播種したのは8月26日で、当ブログでは、三寸ニンジンが芽を出した9月11日に報告している。
昨年の気象異変・猛暑はニンジンの栽培にも大きな影響を与えた。
校舎の影になって、秋から冬にかけての日照時間が不足したりで、生育が遅れた。

給食で出されたニンジンは栽培された、長ニンジンと、砂村3寸ニンジン、そして市販の5寸ニンジン
で、これらは日本のニンジンの変遷を物語るものだ。
10日に収穫をして、11日に学校給食で全校生徒が食べたが、栽培をした、五年生のクラスから招待されて、皆と一緒に机を並べて、給食をいただいた。

ニンジンは、栄養士の菅野すみ子先生がニンジンの存在感がある形で出してくれた。
メニューは、
ニンジンご飯 、豆腐のまさご揚げ、切干大根の炒め煮、ゆで野菜、オレンジ、牛乳だった。
さっと湯がいたものが出されたが、学童たちは、カリカリと音を立ててかじっていたが、
ニンジンが嫌いだと云っていた学童も、タネを蒔き、自ら水やりをしてきただけに、鼻をつまんで食べた子もいたが、「美味しいと云ってくれた。」まさに食育だ。
この甘さなら、次世代に持続的に繋げることが可能な産物だ。
このニンジン、予想したものよりはるかに小さかったが、寒さの中で糖度がまして、味は素晴らしいものだった。
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当日は寒かったが、5年生の2組・全員で騒ぎながら、3種類のニンジンを収穫した。
冷たいけれど、一本いっぽん水道で洗ったが、この苦労が明日の給食を、さらに美味しいものにするだろう。
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大小さまざまのニンジンが収穫された。
昭和12年まで砂町に家があったという関口隆雄さん(JA東京スマイル理事)が、栽培指導を行ってくれたが、今回の経験からニンジンはポット栽培は難しいと、
校長先生の了解を得て花壇栽培をするため、奥さんとともに鍬やスコップなど、道具を持ち込んで耕したが、石ころが沢山出てきた。
今年は開校120周年、その記念事業として砂村三寸ニンジンを栽培することになっている。