お膝元のご企画ですが、新聞で「東京の食材で作るおいしい“おもてなし料理”」コンクールの記事を見ました。
「最優秀作品、小平でウドを栽培されている農家の小野久枝さんの自家製こんにゃくや東京しゃもも入った「小平の恵みたっぷり煮だんご」は
奇を衒わないけれど「家で育てた美味しい野菜の料理ですから、ぜひどうぞ!」というあたたかな気持ちと味覚があふれるひと品に思えます。
当ブログでも、東京都が平成22年度新規事業として、食の安全安心・地産地消拡大事業の「都内産農林水産物を使用した料理コンクール」開催を紹介したが、その後、報告していなかった。
審査員長は、東京の食材にも造詣の深い服部先生だったようだが、一般の部では最優秀作品に、小平の小野久枝さんが受賞。
プロの部では、江戸東京野菜に注目して普及に一役買っていただいている宮崎里恵先生が、星野直治さんの寺島ナスで「寺島ナスのハンバーグ八房のトンガラシ風味」で、優秀賞を受賞している。
最優秀を取られた小野久枝さんのご主人・義雄さんは、先日、東京うど出荷改善共進会を主催した東京都うど生産組合連合会の副会長をされている。
舅の茂雄さん、姑のクニ子さん夫妻は、平成2年 今上天皇陛下の大嘗祭庭積机代物供納において、東京のうど生産農家、北多摩の農家を代表してうどを栽培、供納しており、北多摩でも名門だ。
20年前の現役時代に事務局を担当していたので、色々とお世話になったものだ。
旧家ならではの、よく刈り込まれた常緑樹・シラカシの生け垣が美しい。この生け垣は強い日差しを避けるため屋敷の中にもある。
小野さんのお宅は、小平市小川町で、我が盟友の宮寺光政さんのお宅からは西に100メートルと離れていない距離。
先日、「里帰りした三河島菜」のことで宮寺さんのお宅に伺ったときに、二人で小野さんを訪ねた。
丁度、(写真をクリックする)久枝さん幹雄さんの親子にクニ子さんもいらっしゃった。
久枝さんは、うど農家として、皆さんにうどをたくさん食べてもらいたいのでコンクールに応募したと・・・・
ご子息の幹雄さん(25歳)は、平成22年度 東京都農林総合研究センターの農業技術研修生で、3月7日に一年間の研修報告があったばかり。
彼の研究テーマは、「根株の養成方法が軟化ウドの品質・収量に及ぼす影響」というもの。
研究の目的は、これから就農するにあたりウドの知識や栽培方法が必要不可欠なので、ウドの知識や栽培方法についても幅広く学ぶためにこの課題に取り組んだとか。
試験場所:東京都農林総合研究センター圃場および半地下式ウド室
試供品種:愛知紫。定植日:5月18日
専門家の前で堂々と説明。研究センターの技術者からの質問に答え、激励を受けていた。
「今後は研修での経験を生かし家の仕事の仕方や経営、地元の農家の方々のこと等、現状を把握し、父親と現状をきちんと話し合い、
その上で更に自分がどうしていきたいのか、目標を持ち、農業経営者として頑張っていきます。」
研修によってまた一人、意欲をもった後継者が、しかも何代にもわたって江戸東京の伝統野菜を受け継いできた家に育っている。
頼もしい。






