衣替えに伴うオープンイベントは3月12日(土)11:00から賑々しく行われる予定だったが、11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、竣工式・テープカット等のセレモニーはすべて中止となった。
参拝者に亀戸大根を配る「第12回 福分けまつり」は亀戸勝運商店街オープン記念として、例年より一週間遅らせ、オープンに合わせて開催することで計画していたが、中止された。
昨年までは、毎年、亀戸地区の小中学校の生徒が栽培した「亀戸ダイコン」が奉納されている。

「亀戸香取勝運商店街」のオープンに合わせて同商店街に新たにお店を出した「発酵文化応援団」の喜連川覚さんに頼まれて、26日、亀戸ダイコンの話をしに出掛けた。
喜連川さんは、何年か前に江戸東京野菜の話を聞きに来てくれてからのお付き合いで、
昨年4月には、文京区根津で、埼玉の銘酒「天覧山」の五十嵐智勇社長とのコラボでお話をさせていただいた。
今回は、喜連川さんが、亀戸・香取神社の参道に念願だった店(居酒屋)を出したもの。

早稲田ミョウガ捜索隊のひとり伊藤俊文さんもお付き合いいただいた。大根の碑の後ろにスカイツリーが間近に見える。
亀戸香取神社の創設は天智天皇4年(665)と、都内でも最も古い神社の一つで、 最近では「スポーツ振興の神」としてスポーツ大会等での勝利を願う参拝者が祈願に訪れている。

これまで、香取大門通り商店街は、戦後の復興期、生鮮三品の充実した商店街として近隣随一の集客力だったが、その後商店街を取り巻く環境は大きく変わり、大規模店舗の増加などにより、取り残されたようになっていた。
そこで「スポーツ振興の神」香取神社参道の商店街は「亀戸香取勝運商店街」として復活をかけている。

26日の14:00から「亀戸ダイコン」の話をしたが、近隣の方々が集まり、遅れて、江戸川の亀戸ダイコン生産農家・木村重佳さんも駆けつけてくれた。
喜連川さんは、参加者に東北地区大平洋沖地震の「災害義援金」の協力をお願いして、セミナーは始まった。
NPOミュゼダグリの納所二郎理事長も小金井の取り組みを、そして、農業園芸アドバイザーの中村訓社長からも家庭菜園用培養土の話があった。
喜連川覚さん、真理さんご夫妻が店の前まで見送ってくれた。
オープン間際の震災で商店街も出鼻をくじかれた格好になってしまったが、喜連川さんのバイタリティーで、復活発展を願っている。
亀戸でセミナーができたこと嬉しく思います。
地元の方々も改めて取り組みや活動を
勉強させていただきました。
本当にありがとうございました。