公益財団法人・東京都農林水産振興財団にお世話になって、3年が経つ。
当財団は、財団法人・東京都農林水産業後継者育成財団として発足したが、
その後、平成17年に、農業試験場、畜産試験場、林業試験場、水産試験場などの試験研究事業を東京都から委託され、東京都農林総合研究センターとして研究部門が加わり、
22年に公益財団法人に移行したもの。

財団は、東京都農業試験場を受託した時に、試験場に拠点を移した。
この農業試験場は、明治33年に、東京府立農事試験場(現・中野区中央)に設置されたが、大正13年に立川に移り、戦後の24年に農業試験場となったもの。
野菜、果樹、花、庭園樹等の試験栽培農地や、施設が点在していて、あちこちに、「農業試験場」の名残をとどめている。
江戸東京野菜を通して、東京の農業が注目され、少しでも自給率のアップにつながればと、現役時代からのライフワークとして取り組んできたが、
現役を退くときに一生の仕事として心に決めていたから、財団が江戸東京野菜に理解を示して誘っていただいた時には、ありがたかった。

仕事が終わってから、立川辺りで送別会を開いてくれる予定だっが、節電に協力しようと、お昼に会議室にお弁当を取っての送別会となった。
皆さんありがとうございました。
私の( 写真をクリック )右隣、農地保全の関裕二さんは一緒に退職。左の村上昌弘さんは、三宅島の支庁に転勤、更なる活躍が期待されている。
財団の事業部門・農業振興課の食育アドバイザーの肩書をいただいて、都民交流事業・都民と進める食と農の体験事業を担当したが、
初年度が、品川区立小中一貫校伊藤学園で「品川カブ」の復活。
二年目が、墨田区立第一寺島小学校で「寺島ナス」の復活。
三年目が、江東区立砂町小学校で「砂村三寸ニンジン」と、第五砂町小学校で「砂村一本ネギ」の復活に取り組んだ。
また、昨年からは、都立園芸高校が江戸東京野菜に取り組み、農業系高校でも相次いで取り組む姿勢を見せているのも有難いことだ。
若々しい皆さんの中での3年間は充実した日々であった。
尚、私の仕事は、私の後ろの田村彩さんが引き継いでくれた。

財団の早咲きの大寒桜は満開で、これから次々に珍しい品種の桜が楽しめる。そして4月中旬からはシャクナゲのコレクションも素晴らしい。
花束が よく似合う?!
次のステップは?
更なる
広範囲の活動を応援いたしま〜〜〜す
(*^ー^)ノ~~☆:.・*.