JA東京あおばでは、明治時代に生まれたビール麦「金子ゴールデン」を栽培し、生産した麦で醸造したビール「金子ゴールデンビール」を9日に販売するが、すでに、当ブログで発売日は紹介していた。
金子ゴールデンについては、練馬区の豊玉氷川神社に建立されている「ビール麦の金子ゴールデン」の記念碑を建立したところに復活のルーツがある。

昨年の6月、ビール麦を収穫した時にも紹介しているが、
その麦が麦芽になり、醸造されてビールになり、販売日を迎えた。
ラベルには金子丑五郎翁の肖像に、説明が記載されている。
「練馬金子ゴールデン」は
明治33年(1900)篤農家、金子丑五郎翁によって
日本のビール麦として初めて東京府北豊島郡中新井村(現練馬区豊玉)で
育成されました。早生で草丈が低いため成熟しても倒れにくく
、一時関東一円に栽培が広がりました。
この品種を親に、エビス1号、ニューゴールデン、アズマゴールデン、
ふじ二条等の優良品種が育成され、
初期のわが国のビール醸造に大きく貢献しました。
この、「練馬金子ゴールデン」は ペールエールだから
淡色で飲みやすいビール。
1本580円( 330ml )で、9日には3,000本が販売されるが、
今後数回に分けて醸造し、15,000本を予定している。
本来は、4月29日に、練馬区とJA東京あおばの主催で、金子ゴールデンビールの復活祝賀会が開催される予定だったが、東日本地区震災の影響で自粛し、販売も延期されて9日になったもの。
同JAの渡邊和嘉常務理事に話を聞くと、
このビール麦、1,800s収穫したが、ビール工場のロットが500s単位だったことから、残りの300sはひいて粉にした他、新たな商品開発に乗り出し、その内の100sは麦茶を試作したと云う。
「金子ゴールデンビール麦茶」、これが美味しい麦茶になった。
試飲用に数袋をいただいたが、6月には新しい麦が収穫されることから、それでつくったものを販売するということで、この夏には皆さんに飲んでいただける。
一度は味わっていただきたい「ブランド麦茶」だ。