2011年05月21日

世田谷の住宅街に鶏の鳴き声が響く、吉実園の園主吉岡幸彦さんを訪ねた。


世田谷区NPO提案型協働事業に企画を提案している、岩田泰子さん( NPO法人フード・風土の副理事長 )から、昨年「野菜を楽しむ講座」に呼ばれた。

今年も、岩田さんの企画が通って、現在、区報で「世田谷 食と農の講座」の募集が行われている。

岩田さんからは、色々と相談を受けているので、今後、新たな企画を進める上で、世田谷区の農家視察をしようと云うことになっていた。

吉岡さんからは、前から遊びに来ないかと云われていたので、事情を話して見せてもらうことになった。

そんなことをあちこちで話したら、私も行きたいという方がいて6人で伺った。


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京王線千歳烏山駅から徒歩15分、住宅街の中にある6,000坪の吉実園は、通りをはさんで庭園樹圃場、野菜圃場、鶏舎、豚舎、などがある。

吉岡さんからボリスブラウン(茶)の鶏舎に入るように勧められ、皆で鶏舎に入ったが、鶏舎特有の鶏糞の匂いがしない。

吉岡さんをクリックすると、餌をついばむボリスブラウン(左)とアローカナ。

鶏の餌は、遺伝子組み換えのトウモロコシは使っていないから、餌代は高いが安心だと云う。



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ボリスブラウンの放し飼いに餌をやりに子ども連れで近所の人たちがやってくる。

近所の八百屋が野菜くずを持って来てくれる。パン屋は売れ残りのパンを、蕎麦屋は本枯節の出汁ガラを持って来てくれると云う。


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こちらは、アローカナの鶏舎。
アローカナ250羽が平飼( 放し飼 )いで、自由に鶏舎に入って餌をついばみ、卵を産み、卵を抱く。そして、鶏舎から外に出て遊び運動する。

我々が大勢鶏舎に入っても、鶏は驚いて騒ぐことはなく、(鶏舎をクリックする。)おとなしく写真を撮らせる。

アローカナは、ペルーのアンデス地方西部が原産( 標高の約1200m )の鶏で青緑色の卵を産む。

吉岡さんが飼っている純粋種のアローカナは、産卵数は年間150個(産卵率約40%)程度の珍品。


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鶏のテリトリーはハッキリしていて、アローカナとボリスブラウンとは鶏舎が離れているから、棲み分けが出来ていて、鶏舎の周辺にはあちこちに砂浴びをした窪みがある。

鶏のいるところは草が一本もない。園内の土はフカフカしている。

クリックすると、卵は、左からボリスブラウンの赤玉、小振りな烏骨鶏、青いアローカナの卵。



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現在、TOKYO X(豚)は出荷した後でいないが、5月末には生後3月位の幼豚が15頭入る予定だ。

吉岡さんは、造園業をされており、剪定枝を粉砕したチップを、トウキョウX(豚)の豚舎に敷きつめる。チップの抗菌作用で、トンプンの臭気が抑えられると云う。

豚糞の交じったチップに米糠を散布したものを、今度は鶏舎に敷き詰めるから鶏舎も鶏糞の匂いが少ない。
しかも、豚糞に鶏糞を混ぜることで、優良な肥料として、最後には野菜の畑にすきこまれる。


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門を入ったところに、野菜や卵を販売する小屋がある。

ホウレン草、大根の疎抜き各100円。新玉ネギ200円。卵は、アローカナ 10個/700円、赤玉10個/500円、アローカナとボリスブラウンのミックスパックは10個/600円。

見ていると、結構お客が買っていく。


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今回、吉実園に伺った

右から、地元の岩田泰子さん、料理研究家・酒井文子さん、吉実園園主・吉岡幸彦さん、都政新聞・津久井美智江編集長、NPOミュゼダグリ・納所二郎理事長、都政新聞・細川奈津美記者、東京農大4年・芳賀緑さん。

6月初めには、TOKYO X が入るので、その頃、またお邪魔することで吉岡さんの了解を得た。


追録


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吉岡さんは昨年から始めたと云う「ジャーマンアイリス」のコレクションの畑にも案内してくれた。
posted by 大竹道茂 at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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