第三回の「東京育ちの美味探訪」は、国分寺市有機農業研究会のメンバー・中村安幸さんを訪ねた。

中村さんは、国分寺市の代表的な農業者の一人で、伝統野菜の馬込半白キュウリの栽培に早くから取り組んでいる。
「江戸東京野菜」が話題になって今でこそ、栽培すれば売れるようになったが、ここまで来る間、栽培の難しい馬込半白キュウリを国分寺市有機農業研究会の一人として作り続けてくれたことが大きい。
「馬込半白キュウリの栽培を始めたきっかけは・・」と細川記者の質問に、「馬込半白は、大竹さんに頼まれたから・・・」と云われてしまったが、改めて伝統野菜と云う難しい野菜を作り続けていただいたことに感謝したい。
今回の、都政新聞の取材には、NPO法人ミュゼダグリの会員の希望者も参加した。
(法政大学工学部の永瀬克己教授、酒井文子理事長、野菜ソムリエの上原恭子さん、東京農大の芳賀緑さん)
中村さんご一家は、今年、2月25日に放送された、NHKテレビの人気番組「キッチンが走る」で、立川市のウド農家・須崎雅義さん、亀戸大根の清水理作さん達と一緒に、国分寺市のイチゴ農家として出演しているからご覧になった方も多いだろう

後継者の、克之さんはIT関係の仕事からの就農で、私が3月まで東京都農林水産振興財団にお世話になっていたが、一昨年だったか東京都農林総合研究センターの研修生として一年間農業の基本を学んでいて、お会いしていたから良く知っている。
克之さんは、随所に企業で学んだ消費者対策を初め、新しい感覚を農業の中に持ち込んでいる。
4月から都政新聞の連載に関わっている関係で、同新聞社の取材に合わせて、農家訪問希望者を誘ってきたが 先の会合で8月からはミュゼダグリの事業として実施していくこととなった。
因みに、8月1日の午前中に、八王子市で、カルガモを活用した、特別栽培米をつくっている澤井保人氏を訪ねる。
勿論、会員以外でもミュゼダグリに申し込めば参加できる。