荒川区の伝統野菜・三河島菜の話は、当ブログのカテゴリ「里帰りした三河島菜」でこれまで20件のデーターをまとめてある。

「里帰りした三河島菜」は9月中旬には播種する必要があるから、そろそろ心構えの準備をしてもらおうと、荒川区立尾久宮前小・栄養教諭の鈴木恵理先生にメールをしたら、小平の宮寺光政さんの畑に見に来た、第三日暮里小学校の栄養士・清水一枝先生をはじめ興味のある学校の栄養士さん方が同校に集まった。(写真をクリックする)
初めて行くところだったので少し早めに着いたが、同校の伊藤英夫校長が校内を案内してくれた。
プールと校舎の間に畑が作ってあり、トウモロコシやゴーヤが立派に管理・栽培されていて、ここで「里帰りした三河島菜」を栽培するのだと云う。日当たりも良し。
各校とも、9月に向けて栽培の準備にかかるようだが、播種からの栽培指導には宮寺さんに来てもらうことになるだろう。

伊藤校長は正門脇の畑にもご案内いただいたが、トマトがたわわな実をたくさん着けていた。
また、日当たりのよい校舎の脇には、3年生が枝豆を栽培していたが、校長先生に地元の伝統野菜「三河島枝豆」のタネがあるから、来年は栽培してみてはどうかとアドバイスをした。
伊藤校長は今年・同校に赴任したばかりだが、同校の金魚池をみて、早速、スズランテープを池に沈め、産卵させたとか。
テープは子持ち昆布のように卵が産みつけられ、5月25日にふ化させ、育てたいと云う子どもたちに配ったという。

校長先生は、江戸川区出身だから江戸川の農業などにも詳しく、同区には東京都淡水魚養殖漁業協同組合があるから金魚についても詳しい。
熱心な校長先生のもとで、「里帰りした三河島菜」も栽培され、給食に使われることだろう。