2011年08月11日

一ツ橋学園の料理人達が「本田ウリ」の創作料理を発表し、ウリの保存会結成を誓う。


中国宮廷麺の「翡翠麵打師」松村幹男氏は、小金井市のまち興しや、江戸東京野菜の普及推進に協力いただいていて、このことは当ブログでも紹介している

この時期、小平市で銀マクワ(=本田ウリの総称)を栽培している宮寺光政さんは、松村氏の「なにや」(小平市学園西町・tel 042-342-2929)にウリを収穫する都度、納めている。

このマクワウリは足立区興野の内田和子さんが自家用に栽培していたものだが、昨年からタネをわけてもらった宮寺さんが栽培している。

今年は、小金井の井上誠一さんのグループも、マクワ瓜を栽培していることから、大ぶりで縞模様がはっきりしている内田さんのマクワ瓜を区分して、本来の「本田(ホンデン)ウリ」と以下呼ぶこととした。


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この程、店主の松村氏から、本田ウリの創作料理を披露したいと連絡を頂いたが、昨年から本田ウリにはことのほか松村氏の思い入れが強いことから、今回披露されると云うので

店が閉店した7時半ごろに、宮寺さんと都立園芸高校の横山修一先生、大田区の佐藤利子さんと云う、同好の士と一緒に、同店に伺った。




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店内には、「本田ウリ」が展示されていた。

クリックすると、「手打ちうどん むぎきり」小平市学園西町1-26-26 Tel 042(344)5151 が、宮寺農園の、本田ウリ、寺島ナス、ジャンボシシトウを揚げたものが届いた。



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次に、本田ウリ餃子。
この餃子、本田ウリを練り込んだ皮と、本田ウリだけを挽き肉と合わせた具。
クリックすると、肉汁があふれる餃子

餃子の皮が、ウリのほのかな甘みが練り込まれ、醤油や酢を使わないで、そのままで食べても良いし、塩でも味が引き立つとの、皆さんの意見。

また、ひき肉に練り込まれた果肉が、サクサクした食感が良く、味わい深い。



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次に出てきたのが、本田ウリを器にした「冷やし中華」。

これには、本田ウリの他、宮寺農園産の、八丈オクラ、インゲン豆、イエロートマト、そしてエビと金糸タマゴが乗っていた。クリックする

松村氏の話では、ウリの糖分が邪魔して緬が繋がらない。今回は強めに粉を多く使い、10人前に卵1個の割りで繋ぎに使い、ウリの果汁で練っている。



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本田ウリの「冷やし中華」には満足した。




この後、松村氏が、今日、米山氏に本田ウリと宮寺農園の野菜を渡しておいたからと、一ツ橋学園で、松村氏と江戸東京野菜の創作料理に取り組む、米山貴博氏の「喜楽鮨」(小平市学園東町 tel 042-341-6781)に席を移した。



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お店をクリックする。
席に座ると米山氏が冷えたお絞りを手渡してくれた。額の汗をぬぐったが、何とお絞りは本田ウリの香りがした。
心憎い演出に、一同驚きの歓声・・・


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写真は、松村氏(右)、宮寺さん(上中)、米山氏(上左)、横山氏(下中)、佐藤さん(下左)。
本田ウリは、現在、足立の内田さんと、北多摩では宮寺さん、そして、都立園芸高校の江戸東京野菜プロジェクトの皆さんと栽培者が限定されていることから、

「本田ウリ保存会」の結成や、販売戦略についても語り合った。勿論、内田和子さんにも入ってもらう予定。

特に、松村氏は、利用者として季節限定の「本田ウリ」は魅力的で、今シーズンお客さんの反応からも手ごたえをつかんだという。

また、米山氏は、甘さ控えめな上品な味と、香りの良さは魅力で、創作意欲が湧くと云う。



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続いての驚きは、食前酒として、甘口の日本酒に本田ウリの果汁をシェイクして泡立てたものが、冷したウリの中に入っていた。



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次々に出てくるサプライズ。クリックするとアップ

左上が、昆布に鰹出汁のスープ、ウニとイクラが入って、金箔がポイント。
右上は、コチジャン味で、本田ウリの角切り、マグロの赤身、八丈オクラ、芽ネギ、穂ジソ。
酒の肴にピッタリ。
下は、寿司飯のお焦げ。
ウリの果肉はトウガンのように煮込み、帆立、ウニ、蟹、卵、芽ネギ、そして削ったマグロ節をかけた。


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太巻ずし。小平産のブルーペリー果汁の寿司飯。
本田ウリも巻いてある。




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握り寿司の船盛りをクリックする

本田ウリの軍艦巻きはウニ、ガリには白ゴマがまぶして、本田ウリの皮で挟んで、香りを移していた。卵には本田ウリが敷いてあった。

松村氏や米山氏の、伝統野菜へのこだわりを何時までも持っていてもらうためにも、生産者の取組は息を抜いてはいけないと、お互い語り合ってみてつくづく感じた。

松村氏と米山氏には改めて感謝を申し上げる。
ありがとうございました。



posted by 大竹道茂 at 00:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
この記事へのコメント
「本田うりの香り」の おしぼり?!
ハッキリ想像できなくて
   残念〜ヾ(´ε`*)
でも・・・・・でも・・・・

お客様を おもてなしする

心・ 空気・ 気持ち・ 姿・美など
  
御料理の 美味しさも  ガンガン

伝わってきま〜〜〜す(‘ー‘)/~~
Posted by 千日紅 at 2011年08月11日 21:58
昨日、松村さんのお店で冷やし中華を食べました!
本田うりの乗ったブルーベリー麺は、食べなくては損です(・0・)
なにやさんの翡翠麺はNO.1だと思います
早くなにやさんに行って、江戸東京野菜や翡翠麺、ブルーベリー麺を食べましょう!!
      (‘0‘)/
Posted by 大工の娘 at 2011年08月13日 11:45
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