熊本の伝統野菜「ひご野菜」の普及・推進をされている北亜続子さんは、当ブログでもその活発な活動は紹介してきたが、伝統野菜に取り組む仲間として、情報交換をさせていただいている。
先日、ある方から北さんが上京するから丸ビルで昼食でも一緒にしないか、それと紹介したい人もいるからとのお誘いで、久々にお会いしたが、「合同会社 北印度会社代表」の名刺を戴いた。
起業されたんだ。 すごい!
それにしても「ひご之すけ」もいいし「北印度会社」もシャレている。
北さんからは、内閣府の平成22年度・23年度 地域社会雇用創造事業」のコンペに「ひご野菜を使ったコロッケによる地域活性化プロジェクト」として応募し、全国の応募者の中から二次審査も通過して、採択決定。その後の報告やら打ち合わせで、再度上京したもの。
ひご野菜にめぐり会った時から、ずっと心で温めていたコロッケプロジェクトだそうで、顧客層の設定や、店舗戦略も固まったようだ。
商品の「コロッケ」の材料は、ひご野菜15種の内、春日ぼうぶら、熊本ネギ、熊本赤ナスなど、13種を使って季節ごとに、ひご野菜をリレーしてコロッケにしていくという。
秋には、熊本市内の新屋敷3丁目に店舗をオープンすると云うから楽しみだ。
大阪からの帰りだと云う小林ゆかさんが、遅くなりましたと席に着かれた。
私も北さんも初めてお会いしたが、小林さんは吉本興業鰍フ社長室にお勤めで、個人的に伝統野菜に注目しているという。新たな出会いだ。
奈良出身とかで伝統野菜の「やまと野菜」にも造詣が深い。

懇談の中で、小林さん(写真左)が、同じ「お笑い」でも大阪では地域によって「受ける(笑う)」つぼが違うと云う話をされた。知らなかった。
伝統野菜が気候風土によって同じ品種でも味の異なるのは理解できるが、地域によって笑う、笑わないがハッキリしているとは驚いたが、これも文化なんだと納得した。
当ブログの「江戸東京野菜関連スケジュール」でも紹介しているが、
11月25日・26日に、「新幹線がやってきた! 九州伝統野菜フォーラム」が、北さん達の「くらし・マイレージ アリアンス」が主催して、熊本交通センターホテルで開催されるが、
その時の基調講演で「江戸東京野菜の取組」の話をする機会を戴いていて、園田敬子さん(ひご野菜セミナリオ)が色々と準備を進めてくれている。
小林さんは「江戸東京野菜」についてもご存じで、「ひご野菜」と共に何かやりませんかと話題は発展したが、北さんが「九州伝統野菜フォーラム」にお誘いしたことで、何か実現できそうな雲行きになっている。