荒川区の伝統野菜・三河島菜については、荒川区立尾久宮前小の栄養教諭・鈴木恵理先生が、早くから注目してくれていて、昨年の暮れに新聞で報道されるとすぐに小平の宮寺光政さんの畑に飛んできた。
7月に、鈴木先生が荒川区の小学校で興味を持っている栄養士の先生方を集めて勉強会をするからとお誘いがあり、その事は当ブログで紹介した。

尾久宮前小学校では鈴木先生以上に、熱心なのが伊藤英夫校長で、1学期は「トウモロコシ」を栽培しました。
2月期は「三河島菜」に挑戦します。と発芽したばかりの苗を父兄の方々に見てもらったようだ。 写真をクリックすると父兄に見せるために伊藤校長手作りのパネルは、トオモロコシ。
このことは、7月28日都庁で開催された「平成23年度 健康づくりフォーラム」で4年生の総合学習で実施すると発表されている。
8月には、荒川区ゆかりの野菜を生徒達に食べさせたいとする、栄養士の皆さんが宮寺さんの畑にやってきたことは、当ブログで紹介している。

15日、尾久宮前小学校では宮寺さんを招いて総合学習(社会科)の授業が行われた。
「今まで三河島菜は何処でつくられていたのか」などの質問がある等、三河島菜には興味を持っているようだった。
また、(写真をクリックすると) タネの播き方については、自らやって見せた。
同校の圃場は校庭と校舎の僅かなスペースだが、1学期はトウモロコシを栽培した場所。
1組21名、2組22名の43名が、1人ひとつのマルチの穴に「マイ・三河島菜」のタネ5粒を播いた。
日あたりが良く、収穫が楽しみだ。

当日は、第9峡田小からも、関係者が何人も視察に来ていて、段取りなどをチェックしていた。
荒川区環境課環境係の樹木医・彦坂雅男氏(写真右)もお見えになっていた。
彦坂氏は荒川区内の小中学校の栽培指導などもされていて、三河島菜についても造詣が深いことから、今後の栽培指導をお願いしてきた。
20日、鈴木先生からメールをいただいた。
三河島菜の芽が出ました。
早い物は、17日(土)に発芽しました。
日・月と暑かったので水やりの事が心配だったのですが、
順々に発芽しています。
ただ、まだ発芽していない種があるので、昨晩の雨で種が流されていない事を願っています。