「食」こそエンターテイメントが売りのプレジデント社の「dancyu」誌は、毎号身近な食の魅力を発信している。
11月号は、10月6日発売だが、5日、同誌編集長の町田成一氏から届いた。
11月号は「東京食いしん坊宣言 !」、この企画で、欠かせないのが「江戸東京野菜」だ。
同誌では、108頁から4頁を割いて、「寺島なすと雑司ヶ谷なす。江戸の味が続々復活」をサブタイトルに「江戸東京野菜」新発見、が掲載されている。
この取材は、当ブログでも紹介した、フードジャーナリストの、向笠千恵子さんが書いてくれたもの。
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取材当日は、ノロノロ台風が南西の方で停滞していたことから、天気予報を見ながら決行するかの判断だったが、曇天だったが束の間の取材となった。
当日は、編集長の成田氏とカメラマンの伊藤千晴氏(写真をクリックする) も同行されての取材だった。

榎本さんの奥さんが作ってくれた雑司ヶ谷なすのステーキ。(写真をクリックする)
皆さんを西武池袋線高野台まで、お送りしたが、向笠さん達はその後、押上の「よしかつ」に行って、このナスを食べたようで、向笠さんの記事を読んでいると、東京の農業の一端に関わっている者としても励まされる。
向笠さん有難うございました。
同誌の特集の中に、日本橋もあり、「にほんばし江戸東京野菜プロジェクト」の参加店として協力いただいている、「吉野鮨本店」天ぷらの「天茂」、「にんべん日本橋店」等も掲載されていて、天茂では「寺島なす」を食材として使っていることが紹介されている。
9月21日に東京を襲った台風は、日増しに大型になりながら接近、近年にない強風が東京の露地野菜に襲いかかり、大きなダメージを与えた。
ハウスを吹き飛ばされたところもあるが、江戸東京野菜としては、寺島ナスや雑司ヶ谷ナスは、どれもが葉を全て吹き飛ばされる被害が出た。
また、品川カブ、馬込三寸ニンジン、青茎三河島菜など露地物の被害が大きいが、一部をハウスに移し、再度タネを播くなどの対応が早かったから、どれも収穫期は遅れるが復帰できそうだ。
三鷹の星野直治さんが栽培している寺島ナスは、2週間ほど復帰にかかったようだが来週くらいから温度も上がるという予報もあるから、そうなれば収穫も増えそうな状況である。
向笠千恵子さんは5日の読売新聞「論点」に伝統食に輝きを 「本物」守る認定制度 をお書きになっている。
ご一読をお勧めする。