早稲田ミョウガの栽培の経過については、当ブログのカテゴリー「早稲田ミョウガ」で報告してきたが、先月25日に、都政新聞の取材に合わせて、早稲田ミョウガ捜索隊の伊藤俊文さんや築地・東京シティー青果の西口敏男さんも参加して、栽培をしている井之口喜實夫さんの畑に伺った。
早稲田ミョウガについて伝えられているのは、おくミョウガ(晩生)と云うことだ。
井之口さんから、ミョウガの花が咲き始めたと云うので、早く見にいかないといけないので、急遽畑に集まったもの。
夏場の乾燥で、葉先が枯れたり数本萎れが出たりで、必ずしも順調ではなかったようだ。
今年は、井之口さんに根を増やしてもらうことを、お願いをしていた。
写真をクリックすると、井之口さんのお宅のミョウガ(写真右下)もみせてもらったが、若干の違いもあるようだ。
井之口さんが収穫しておいてくれた早稲田ミョウガは、皆で分けて持ち帰ったが、上原さんは、自分のブログで報告してくれた。
ミョウガをクリックすると、左から、伊藤さん、都政新聞の山下里美記者、野菜ソムリエの上原恭子さん、ミュゼダグリの納所二郎さん、東京シティー青果の西口敏男さん、そして井之口さん。
研究会としての計画では、来年は希望する栽培農家に根株を配布する予定でいたが、井之口さんから、もう1年増殖のために栽培したいと云われたので、お願いすることになった。
栽培場所を変えるなど、環境を変えることで早稲田ミョウガ本来の色や大きさなど、本来の性質がでるような研究をしてくれると云うことだ。
築地の皆さんも、早く欲しいと楽しみにしていたようだが、もう1年待っていただくことになった。
尚 取材した都政新聞では、10月20日の「東京育ち美味探訪」に掲載する。

井之口さんのお宅のメインは、後継者の勇喜夫さんと春秋の2回キャベツを栽培している。
したがって、無理なお願いを聞いてもらっているということだ。
昔は硬めの業務用をつくっていたが、最近は、消費者が好む家庭用の柔らかい「シズハマ」を栽培していると云う。
昼少し前に、井之口さんのお宅を辞して、食事は、先日当ブログで紹介した、「長命寺蕎麦」が歩いて5〜6分の距離だからそこに行こうと案内した。
メニューの「香り豊かな 十割蕎麦30食限定 !!」が目に入った。
まだ残っているか聞いてみると、あると云うので、十割蕎麦の大盛りで「つけとろせいろ」を注文した。
例によって、ワサビと生姜は別々に汁を付けずに食べてみたが、蕎麦の風味が引き出されて美味い。
その後、トロロ芋に鶉の卵が入った鉢に、蕎麦汁を入れて食べたが、トロロ芋が十割蕎麦に絡まってまろやか。

前回来た時に、店の西側に広がる農地にキャベツの定植が終わった頃に、また来てみようと書いているが、前回と同じポイントで撮影。
キャベツは綺麗に定植され、外葉の大きさが結球のはじまりが近いことを示していた。