今年の1月に、東京の農家のお母さんとして石坂昌子さんを紹介したが、ご主人の一雄さんと指導する「米作り体験講座の募集」を案内した。
6月4日の「泥んこになって田植えをしよう」に参加した親子が、10月9日、久々に百草の里山に集まった。
生憎、運動会などにぶつかった家族もあり、欠席者も多かったようだ。

石坂家の水田2反5畝は、体験の皆さんが田植えをした4畝を残して、9月27・28日で刈り取られ、田んぼの中でハザカケ( この地区ではかけ干しと云う )が終わっていた。
昌子お母さんは、稲を束ねながら、参加者一人一人に目を配り、参加者にとまどいがないかを気遣ったり、作業の仕方を教えたりと、大忙し。
作業をしながら遠くから私に気がついて「大竹さん、かまってられなくてごめんなさい!」とこちらにまで気遣い。
それどころじゃないのは分かっているから、了解 ! と手をあげて応えた。
お母さんをクリックすると、10時から始まった稲刈りは、鎌をもった人が稲を刈りはじめると、刈り取られた稲を運ぶ人、運ばれて来た稲を束にして縛る人、そして、お父さんの一雄さんが鉄パイプにかけ干ししていく。
刈りはじめると自ずと役どころが決まって行くのが見える。
小さい子供達も身の丈に応じた役どころで一生懸命作業に参加していた。

田んぼを挟んで、向うの山の開けたところに石坂ファームハウスの畑がある。
入り口近くには、今年から高齢者農業体験農園も開園している。
石坂ファームハウスの看板をクリックすると畑。
摘み取り用のブルーベリーは終わってしまったが、亜熱帯の果実・パッションフルーツは実をつけていた。
ウドも花を咲かせている。
ここでは、体験講座の皆さんが、午後からラッカセイの収穫作業、残っているピーマンのもぎ取り等が行われた。

畑の周辺には柿の木もあり、柿のもぎ取りが行われた。( 10個100円 )
中には、未熟で渋い柿もあるが、子どもたちは渋みを体験することが無くなっており、食育として、体験させることも必要と、昌子お母さんは云う。
親子での体験は、皆さん楽しかったようだ。
なお、今後は12月23日に、しめ縄作り 、1月28日には、 お楽しみ餅つきが行われる。
かけ干しだが、昔と違ってビニールで切り口を覆うため乾燥が早く10日もすれば脱穀ができるとか、したがって、石坂家の9月末に刈った稲は10月12日に脱穀が終わったという。
「米作り体験講座」の皆さんの稲は、17日の週になるようだ。
今後は「都会の田舎のおすそわけ」をご覧ください。