2011年10月22日

荒川区教育研究会 給食・食育部に招かれて、初めて見る里帰りした三河島菜が教材。


前から、荒川区教育研究会 給食・食育副部長の鈴木理恵栄養教諭(荒川区立尾久宮前小学校)から講師依頼を受けていたが、今月上旬に正式の文書が同部の部長・荒川区立第三峡田小学校大橋昭彦校長から戴いた。

文書によると、『研究授業及び講演会』を19日に荒川区立峡田小学校で(13:30〜16:30)で開催する。
研究授業は 2学年対象で食育授業を行い、授業を参観後、講評と講演を依頼すると云うもの。
荒川区の先生方とは、昨年の12月に「里帰りした三河島菜」( 以後三河島菜と云う )を紹介したときに、お会いしてからだが




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田中彬子先生( 栄養職員 )が栽培した三河島菜を感心して見入る宮寺光政さん。
宮寺さんをクリックすると、2年2組学級担任の三浦亜紀主任教諭、と田中先生と打ち合わせする宮寺さん。

8月から、播種して栽培するにあたって、打ち合わせのために皆さんが宮寺さんの畑にやってきた。

また、「研究授業」の実施に先立ち、担当する田中先生は、9月に授業を行っているがこのことも当ブログでも紹介している。




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参観にみえた、給食・食育部の先生方。


この度の、給食・食育部の研究主題は

「生きる力をはぐくむ食育のあり方」
 単元名
「やさいをそだてよう」
〜三河島菜をそだてよう〜



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2年生が一生懸命に栽培した三河島菜。同じ日に蒔いた種なのにこんな違いがある。
右上はまだ双葉の状況。これは、世話のし過ぎ、水のやり過ぎで成長できない。

クリックすると、ベランダに並べられたポット。太陽が当たらないところに置いてあるのもあり、明らかに成長が悪い。



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自分の三河島菜を友達のと見比べても、そんなものだろうと思っていた生徒の前に、田中先生のポットが出された時には、驚きの歓声が生徒達から沸き起こった。

先生は、失敗したら授業にならないと、花壇の近くの陽のあたる所に置いてあったという。
田中先生をクリックする。

給食・食育部長の高橋校長( 第三峡田小 )も学校で栽培しているそうだが、まだ双葉の状況だそうで、田中先生の三河島菜には驚いた様子だった。




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「三河島菜名人」として紹介された宮寺さん。手提げで持ってくのは大変と、前日宅急便で送り届けていたが、田中先生のものより、さらに大きな株となっていたことから、児童達のテンションも上がって授業は盛り上がった。

宮寺さんをクリックする。
宮寺さんの大きな三河島菜は8月29日にタネを蒔いたもの、生徒より2週間早く蒔いたもので、生徒達は2週間たったらこんなに大きくなるのかなー・・・。と期待しているようでもあった。

葉っぱを定規で測定。また、色、かたち、触った感じなどを確認していた。
葉が大きく顔よりも大きいのを確認している子もいた。




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宮寺さんへの質問も沢山あって、どうしたら大きく育てることが出来たのか、生徒共通の疑問だったようだ
宮寺さんは、台風が来た時には、小さな三河島菜が根こそぎ飛ばされてしまったことや、害虫対策など、生産者が野菜を育てるのに、手間ひまかけていることを2年生に分かりやすく伝えた。




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田中先生からは、給食の献立表を作るのに、10日もかけて考えて作っていることや、調理をしてくれる人は、朝6時45分から料理を作っている等、給食現場の話をして、

給食は、児童の事を考えて作っていることを伝え、それでも食べ残しが15sも出ると・・・。
宮寺さんからは生産者として野菜を残されるのは悲しいと・・・。



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最後に、授業で分かったことや、
気づいたことをカードに書かせたが、生徒は一生懸命にカードに書き込んでいたが、授業の盛り上がりが最後まで落ちないで終わった。良い授業だった

クリックすると、先生方が初めて見る三河島菜を確認していた。




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授業の評価と講演は、ランチルームで開かれた。
先生方からは、授業に対しての、感想が語られた。

三河島菜を観察したり絵を描いたり、自分のとの見比べてなぜこんなに大きくなったのかを考えさせたり、
随所で発表をさせるなど、緊張感がありメリハリのある授業だった。

特に、宮寺さんが苦労して栽培したことから、給食に携わる人たちも、児童生徒のことを考えて作っていることに触れるなど、感謝の心を醸成することにつなげて、流れは無理のないものだった。


その後、パワーポイントで、江戸東京野菜、特に三河島菜の歴史的変遷や、三河島枝豆が栽培されていたこと、都内の小中学校で取り組む江戸東京野菜の現状等についてもお伝えした。
先生方は、熱心に聞いていただいた。

宮寺さんが朝、束ねてきた三河島菜は、生徒たちが蒔いたよりも10日遅れて蒔いたもの( 写真をクリックする。)
丁度、しんとり菜のような柔らかい葉で、先生方は葉をむしって食べていたが、美味しいと云うので、授業で使ったものと一緒に分けて持ち帰ってもらった。

かつて、荒川区では荒木田大根( 町屋周辺 )、汐入大根( 南千住周辺 )が栽培されていたと云う話しをしたら、お見えになっていた羽中田彩記子先生(汐入東小統括校長)が、今、汐入大根を学校で栽培しているが、辛い大根と話されていた。
汐入小学校の宮島則子先生(主査栄養士)とも名刺交換をしたので、いずれ給食で食べるための料理の仕方などを、私ども伝統野菜研究会としてアドバイスをしたいと思っている。

また、町屋周辺の第五、第四峡田小学校でも、荒木田大根の栽培に取り組んでもらえるよう、アプローチしていこうと思っている。


同区立原中学校の刑部之康校長、同区第九中学の富山昌代(管理栄養士)先生とも名刺交換をさせてもらったので、豊島区立千登世橋中学校の雑司ヶ谷なす、江東区立第四砂町中学の砂村三寸ニンジンの例も参考に広げていきたいものだ。


追録




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午前中にも授業に参加したので、田中先生から給食を戴いた。
児童のリクエストの多い豆入りのカレーだと云う。

[キーマカレーライス]
水稲穀粒(精白米)、大豆油、しょうが、にんにく(りん茎)、豚ひき肉、玉葱、にんじん、大豆(国産、ゆで)、トマト缶詰(ホール)、水、豚骨、赤ワイン、精製塩、トマトケチャップ、ウスターソ−ス、こいくちしょうゆ、こしょう混合、こしょう混合、ガラムマサラ、チャツネ、有塩バター、薄力粉、カレー粉

[シーフードサラダドレッシングぞえ]
糸寒天、キャベツ、きゅうり、いか 短冊、むきえび200/400、穀物酢、ひまわり油、精製塩、こしょう混合、こいくちしょうゆ

[りんご]
「とき」という、富士と王林をかけ合わせた品種でした。

posted by 大竹道茂 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 里帰りした三河島菜
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