出掛けるところへ郵便物が届いた。
NPO法人コミュニティスクール・まちデザインの近藤恵津子理事長からで、中には出版してまもない「おいしい江戸ごはん」が入っていた。
近藤理事長には、江戸東京野菜については早くから注目いただいていて、7月には講座を開いていただいたことは、当ブログで紹介した。
江原絢子先生は、東京家政学院大学名誉教授でご専門は食文化、食教育史。
私の「江戸東京野菜」(物語編)の、「第3章 江戸の食の"柱"は江戸生まれの野菜」で、対談をして戴いた。
最近では、「江戸エコ行楽重」を指導されている。
今月、近藤理事長の同スクールが10周年を迎え記念イベントがあるというご案内を戴いた折、間もなく執筆した本が出来上がると伺っていた。
出版を楽しみにしていたので戴いた本を早速バックに入れて外出した。
空いていた電車に座れたので、戴いた「おいしい江戸ごはん」を取りだした。
まず、パラパラとページをめくると、美味しそうな料理の写真( 撮影・永野佳世さん )が、ふんだんに掲載されていた。
後で伺ったが、この本は、カメラウーマンさん、デザイナーさん、そして、料理をしてくれたCSまちデザインのメンバー・スタッフと、全部女性でつくりあげたと云う。
良く見ると、ごはん10種、汁物10種、主菜17種、副菜・漬物30種、菓子10種の計77種の料理が掲載されていて、見ているだけでも楽しくなり、江戸の食文化や人々の暮らしが見えてくる。
改めて、はじめから読ませて戴いたが、
「江戸の食事の形を日々の食卓に」
「江戸時代の料理書・菓子書」
を近藤理事長が執筆していて、私の「江戸東京野菜」(物語篇)も紹介していただいている。
近藤理事長は
「毎日の食事を何気ないもので終わらせるか、小さな感動をもっていただくかでは、人生の豊かさが違ってくる気がします。・・・ この本が食材を大切にしながら楽しく食べるためのお手伝いができる1冊となれば うれしいです。」
と書いている。
江戸東京野菜を美味しく戴くためにも、お手元に置いて戴きたい1冊として、皆さんにお薦めいたします。