“新幹線がやってきた!” 「九州伝統野菜フォーラム」は大盛会で終わった。
このフォーラムを企画し、壁にぶち当たりながら根気よく取り組んできた北亜続子さん、園田敬子さん、西麻衣子さんの三人は、ホッとしたことだろう。
そんな中で、皆さんは私の我儘を快く聞いて戴いて、「水前寺モヤシ」がどんな所で栽培されているのか、ぜひ見たいと言っていたから、西さんのマイカーに、小金井市の内田雄二氏、納所二郎氏と三人が乗せていただいた。

一昨年の11月に連載していた日本農業新聞で熊本農高が水前寺モヤシの生産農家が1軒になってしまったことから、その栽培技術を守ろうと同農高の生徒達が立ちあがったと云う記事を書いた。
そんなことでモヤシはどんな所で作られているのか興味を持っていた。

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ひご野菜セミナリオのHPに紹介されたモヤシの栽培地の写真を見ると湧水が流れる周辺の自然が少し写っていて、尚のこと行ってみたくなっていた。
西さんに案内戴いた芭蕉林は湧水の中にあった。
正月料理には欠かせない水前寺モヤシは12月に入ってからだからまだ床は無い。
さらに寒くなると、年中一定の温度を保つ湧水により、冷えた大気に、芭蕉林に靄が立ち込めるとか。
伝統野菜を守り伝えることは、土地の気候風土、その自然を合わせて守ることなのだということを実感することができた。
今後、水前寺モヤシを紹介する時には、この自然も合わせて紹介してもらいたいものだ。
水前寺の芭蕉林を見た後、今月11日に開店した「ひご之すけ」に連れて行ってもらった。
「ひご之すけ」は、北亜続子さんが起業した「北印度会社」のお店で、このことは、当ブログで紹介した。

春日ぼうぶら(カボチャ)のクリームコロッケ 150円
風邪の予防に、ひともじコロッケ(サラダ味) 150円
れんこんコロツケ 100円
一通り、各一個を購入して食べた。
どれも美味しいが、人気ナンバーワンの赤ナスの麻婆コロッケは、茄子のトロ味が麻婆味で美味い。
この後、内田さんは宮崎の友人宅へ、納所さんは博多の親戚へ、そして私は東京へと別れ別れになったが、皆さん目的地までの間にコロッケを美味しく味わったと云う。