品川の青果店「マルダイ大塚好雄商店」の大塚好雄さんが普及推進している品川カブの収穫祭が品川区区民農園「マイガーデン南大井」でこの程行われた。
品川区区民農園「マイガーデン南大井」は、品川区水とみどりの課みどりの係が管理しているが、4年前に大塚さんが品川カブのタネを栽培者に配布してからは、当地を代表する野菜として品川カブは区民に定着、収穫祭のお祭りも賑やかになってきた。

野菜ソムリエの上原恭子さん( NPO法人ミュゼダグリ )も当日は、東京の伝統野菜「大蔵ダイコンと馬込三寸ニンジンを使った炒めもの」等を料理、皆さんに提供した。

区民農園「マイガーデン南大井」での品川カブのタネまきは、9月12日に、小平の宮寺光政さんを招いて栽培指導が行われたことは、当ブログでも紹介している。
日々の管理が良かったのだろう、立派なカブが生育していた。
プログラムをクリックする。
会場には、新鮮野菜を求める地域の消費者のために、築地の東京シティー青果が大蔵ダイコン、品川カブ、伝統小松菜の他、江戸東京野菜を紹介するコーナーも設置した。
品川カブによる町興しは、ケーキが出来、餃子、饅頭等が出来たが、今回は、「品川カブ麦酒」がお披露目された。
このビール( 発泡酒 )、大田区洗足で自家醸造をしているビアパブ「パンゲア」が作ったもの。
今回は、収穫したての品川カブをすりおろして使ったとかで、一杯100円で提供された。
その味を、上原さんに聞くと、
「口に含むと品川カブの香り、次に味わいがビールの味とともに感じられ、飲んだあとにもカブの旨味が残りました。
ゴクゴク飲むようなビールとは違いますが、食事の初めに少しいただくのがよいかと感じました。」とのこと。
呑んでみたい。
品川カブのステーキなどにも良いですね。

築地の東京シティー青果が販売している「品川宿 品川かぶ漬け」の試食も行われた。
クリックする。大蔵ダイコンと品川カブ、伝統小松菜に馬込三寸ニンジンと千住ネギの江戸東京野菜5品目セット販売( 500円 )はあっという間に完売となった。

会場には、品川区から蓼沼恵美子副区長(写真右から2人目)が出席、温かい品川蕪豚汁を振舞われた。
鍋いっぱいに作った品川蕪豚汁も、美味しいと評判で早々に無くなった。

大塚商店では、都立園芸高校の生徒が栽培した、江戸東京野菜も販売しているところから、会場では、都立園芸高校のパネルも展示され、江戸東京野菜プロジェクトの活動の様子が紹介された。
上原さんからの情報。
来年1月のテレビ番組で、品川カブ料理の取材を申し込まれたとか。
その後、品川汁と品川カブのステーキを撮影したいとリクエストがあったようで、7日に、大塚青果店で撮影があるようだ。
品川汁は、当ブログで紹介しているが、物語が感動的だ。
「昨夜、仙台みそなどを調達して試作をしてみたら美味しくできてホッとしました。」とメールがあった。
この番組は、放送日が確定したら、皆さんに報告する。