岸野農園園主の岸野昌さんは、9月24日に当ブログで紹介しているが、同じ小平の宮寺光政さんから依頼されてから江戸東京野菜の栽培を始めた。
これまで滝野川ゴボウ、青茎三河島菜、品川カブを栽培するなど、伝統野菜の栽培に意欲的な1人だ。

農家見学会に先立ち、都政新聞では、滝野川ゴボウを取材したいと云うので、岸野さんに依頼して了解を得ていた。
集合場所は、小平駅南口ロータリーで待ち合わせ、車2台に分乗して岸野さんの畑に向かった。

岸野さんの畑は、江戸時代の短冊方の所有地で、北の一部は宅地になってしまったが、農地は3,000uで舅の喜美利さん(左)から、昌さんは農業を任されたことから、早く農地の性質を知ろうと、1人で取り組んでいる。
7〜80年前から栽培されてきた、クリの利平、柿の富有柿は更新するなり、抜いて畑にするなり、方法を検討していると云う。

岸野農園の農地は、関東ローム層に覆われているが、火山灰土の黒土が浅いことから、昌さんは葉物野菜は 上手にできるが、根菜類は苦手だと云う。
特に昨年、始めて江戸東京野菜の滝野川ゴボウに挑戦したが、夏場に雨が降らなかったことが影響したことと、ゴボウを栽培するのに農地の深耕が十分でなかったことから、二股に分かれたものが多く出てしまったと云う。( 写真左は昨年9月下旬の様子 )

今回の、農家見学の参加者は、左から、山中元さん(いがねこ会長・法政大学4年)、上原恭子さん(野菜ソムリエ)、酒井文子(ミュゼダグリ理事長)、岸野昌さん(農園主)、細川奈津美さん(都政新聞記者)、納所二郎さん(ミュゼダグリ理事)、芳賀緑(東京農業大学4年)の皆さん
今回、連絡をさせて頂いた内容は、有名なシェフから滝野川牛蒡を使用した (パスタ)を依頼され9月には販売しなければなりません。何とかご相談に乗って頂けないでしょうか。宜しくお願いいたします。