2012年01月16日

“ あっぱれ! STUDY & CAFE ” は、江戸東京野菜シリーズの「品川カブと金町コカブ」



“ あっぱれ! STUDY & CAFÉ “ <ミユゼタグリ>は、江戸東京野菜編。
定員の16名の方々のご出席を戴いて開催した。


「スタディ」は、江戸東京野菜シリーズの最終回の、「品川カブ(東京長カブ)と金町コカブ」だが、始めての方々が多かったので、江戸東京野菜の話をする時、何時も話すイントロから入った。

江戸時代、野菜のタネが地方から江戸に集まり、江戸の気候風土の中で、品種改良されて再び全国各地に持って行かれ、その地の食文化を育んできたことを話してから、「品川カブ」と「金町コカブ」について解説した。
また、「嫁に行く時に、野菜のタネを持って行った」と云うことも。

日経新聞に掲載された、江戸東京野菜コンシェルジェ育成事業についても、皆さん新聞を見て知っていたので、内容について、紹介した。




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カフェは「金町こかぶ」「東京長かぶ」に加え「伝統大蔵大根」を、江戸東京野菜料理研究家 酒井文子さんが料理した。




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●金町こかぶと東京長かぶの食べ比べ



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● ワンプレ−ト料理のお献立 ●
・東京長かぶのてまりご飯
・金町こかぶと豆腐のス一プ
・東京長かぶと厚揚げのカレー炒め
・伝統大蔵大根の焼告風呂吹き大根アレンジ
・東京長かぶとイチゴの栗焼酎ゼリー




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●金町こかぶと豆腐のスープ
<材料> 4人分
l金町こかぶ   5〜6個
・固形スープの素 1個
・絹ごし豆腐  300g
・水 2カップ
・塩 適宜
・胡椒  少々
・金町こかぶの葉  少々−(みじん切り)

<作り方>
1.金町こかぶは葉を切り落とし、適当な大きさに切る。葉少々は細かく刻む。
2.鍋に水、固形スープの素、金町こかぶを入れて煮、金町こかぶが軟らかくなったら、絹ごし豆腐を入れて−煮立させる。
3.火から下ろし粗熟を取ったらミキサーにかけてなめらかにする。
4.再び鍋こ戻して温め、塩、胡椒で味を調え、器に盛って、細かく刻んだ葉を飾る。
* 葉の部分を茄でて、一緒にミキサーにかけて、黄緑色のスープも美味しい。
* 暑い時期には、冷蔵庫で冷やし、冷製スープにしても美味しい。

●東京長かぶと厚揚げのカレー妙め
<材料> 4人分
東京長かぶ1本(中)  ・厚揚げ1枚  ・ツナ缶(80g)
・にんにくのみじん切り1片 ・カレー粉 大さじ1 ・醤油 大さじ1
・サラダ油 小さじ2
<作り方>
1.東京長かぶは良く洗い、半月切りにし、葉は茄でて3cmの長さに切る。
2.厚揚げは、熱湯に入れて油抜きをして、厚さ5mmの食べやすい大きさに切る。
3.フライパンに、サラダ油とにんにくのみじん切りを入れて火にかけ、香りが出てきたら、1と2 を加えて強火でさっと妙め、ツナを加えてさらに妙める。
4.カレー粉と醤油で味を調え、器に盛る。



追伸


今回は、初めて参加された方が多かったので、何人かの方と名刺交換を行った。
その中でも、大野憲司さんから早速メールをいただいた。

大野さんは、練馬大根引っこ抜き競技大会にも毎年参加されているという方で、江戸東京野菜にも興味を持っているとか。
話の中でも、初めて知ったということがあったようで、今後、江戸東京野菜の情報を共有したいと言ってくれた。
今回も、良い出会いがあったわけで、コンシエルジュなどに挑戦してもらいたい方だ。
大野さん、今後ともよろしくお願いいたします。

posted by 大竹道茂 at 00:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 大学・NPO等の活動
この記事へのコメント
早速取り上げていただきありがとうございました。熱心にお聴きいただいた皆さんの様子は今まで以上でした。より新たな出会いをお待ちしています。またコンシェルジュにもチャレンジしていただければと思います。コンシェルジュを自認している私としてはうれしい限りです。
Posted by 納所 二郎 at 2012年01月16日 09:01
本当に、楽しい時を過ごさせて頂きました。大竹先生
のお話は、テンポも内容も落語的で、江戸の情景が、浮かんできました。お料理も、尚一層美味しくなった様な感じがしました。それに、大野さんや、その他の方々との出会いも、楽しかったです。二月十四日の江戸野菜と立川吉笑さんの落語会のコラボ、頑張って、普及に努めたいと思いました。今後ともよろしく。
Posted by 松井 つるみ at 2012年01月19日 09:47
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