JA全国女性組織協議会は、創立60周年を記念して、第57回 全国女性大会を1月24日、25日の両日、日本教育会館で開催したが、
JA四万十女性部( 部長・山脇国恵さん) の代表25名が、全国女性大会に参加するために上京した。

このツアー、株_協観光 高知支店が企画したものだが、募集のチラシには、
大会で発表する部員の「応援ツアー」として、キャッチコピーには「東京スカイツリーと"江戸東京野菜"物語」とある。
旅のポイントとして
『一つひとつに物語がある江戸東京野菜を例に「地元の食文化の伝統継承・復活のノウハウ」「地産地消、フードマイレ一ジで食育推進」「生産者のやりがい作りと地域振興、まち興し」を学びます。
・・・・・、旧きと新しきが共存する下町・浅草。抜群の東京スカイツリービュー、そして浅草寺のライトアップ夜景をお部屋からお楽しみ下さい。』というもの
26日は、丸井錦糸町店の9階会議室では「江戸東京野菜に学ぶ」を、特に、チラシにあるような、物語を中心にお話しした。
尚、同女性部には同JA総務課生活福祉班の武政雅代係長とNツアーからアシスタントマネージャーの山岡力氏が付き添っていた。

錦糸町からは、バスで、大横川、横十間川、そして荒川と中川を渡って江戸川に向かったが、特に0b地帯を荒川の両岸にある住宅地帯では、屋根の上にあたる位置を川が流れていて、東京の農業が中山間地から、0bまであることを実感してもらった。
東京の農業にも、四万十の農家女性は興味津津で、江戸川で小松菜を生産している小島啓達さんのハウスでは、盛んに質問をしていた。
ハウスでは、地元松江中学の生徒が職業体験で、小松菜の収穫を手伝っていたが、学生たちにも声をかけていた。上の写真をクリックする
収穫した小松菜は一人500gの一束、自分でもつくっている方もいたが、色が濃いと言って東京の土産になった。
その後バスは、亀戸の升本、亀戸ダイコンの説明板のある香取神社の横を通って、十間川に沿ってスカイツリーがよく見える「よしかつ」へ・・・

上の写真をクリックすると当日のメニュー。
「よしかつ」の入り口に、練馬ダイコンと亀戸ダイコンが干してあったが、どんな料理になるのだろうか、
主人の佐藤勝彦さんは、この時期の伝統野菜として、練馬大根、亀戸大根、青茎三河島菜、滝野川ゴボウ、奥多摩ワサビ、伝統小松菜を出してくれた。

例によって、佐藤さんから、一品ごとの説明がある。
江戸下町の料理「モンジャ」も体験してみたかったようで、皆さん賑やかに召し上がっていた。
今回のツアーでは、江戸東京の文化を、そして、東京で東京の食材を味わって戴いたが、楽しんでいただけたようで、
大会参加とともに、江戸東京の文化を堪能したツアーだったようだ。
固定種で連綿と受け継がれてきた江戸東京伝統野菜の魅力を学ぶことができました。また収穫体験や昼食までご案内頂き、東京都心でも実は農業や食材が豊富なことを知れました。
今後も伝統野菜の魅力を知りたいです。
その節は大変お世話になりました。江戸東京野菜の事はほとんど知識が無かったので、今回の大竹さんの説明で目からウロコでした。こんな大都会にも素晴らしい野菜が作られ、こんなに伝統を守って受け継がれているなんて感動しました。
「よしかつ」さんのお料理も、夕食に注文してあった「升本」さんのお弁当茂本当においしかったです。是非、又お伺いしたいです。ありがとうございました!
お聞きになっていない方のために、その一節(要約)
(詳しくはhttp://edoyasai.sblo.jp/article/43892302.html にありました。)
ある味の分かる大名が「今日の菜は昨日より劣るがどうしたのか」、「昨日は三河島産ですが、本日は庭園で採れたものです」、「なぜ、三河島のものが良いのだ」、「それは下肥を使っているからです」、「下肥を掛けると旨くなるのか。くるしゅうない、これへ掛けて参れ」と茶碗を差し出した。
私も、この落語は秋刀魚の話として聴いていましたが、確かに枕のところにありました。
「江戸東京野菜物語」ならぬ「江戸東京野菜落語」でした。
押上の「よしかつ」の昼食は満員御礼で、残念ながら私が行ったときには、すでに女性部の皆さんはほぼ完食されていました。
まるで、古典落語「青菜」の「鞍馬から牛若丸が出でまして名も九郎判官」「ああ、義経。」ならぬ「ああ、弁慶。」でした。
初日には、ホテル西洋銀座のフランス料理で銀座物語を満喫した女性部の皆さんでしたが、「よしかつ」のフルコース料理を100分かけて味わいつくしました。
「下肥を掛けると旨くなるのか。くるしゅうない、これへ掛けて参れ」と茶碗を差し出しませんでした。