「第二回高円寺演芸まつり」は、10日から19日まで、高円寺の商店街で開催されている。
高円寺北地区町会連合会の「庚申通り商店街」にある鮮魚店「魚浩」と居酒屋「うおこう」の女将・松井つるみさん(NPOミュゼダグリ会員)が、居酒屋の二階に高座をしつらえて、若手落語家、立川流の立川吉笑(前座)さんに江戸東京野菜の話を語らせようと企画した。
冷たい雨が降りしきる中、大勢の皆さんが集まった。

立川吉笑さんは4月に一年で「前座」から「二つ目」に昇格する予定の若手落語家の中でも有望株。
落語協会では前座から二つ目に昇格するのに4年前後。落語芸術協会と、円楽一門会が3年、それに比べて立川流は、古典落語を50席、唄、踊り、三味線等一通り出来ると、年数は関係なく昇進できると云う。
その吉笑の三席とミック入来の野菜ソング。
狸の恩返しすぎ(自作)
鮫講釈
大根屋騒動(自作)
大蔵大根、練馬大根、亀戸大根の3人の売り子が、大根を売るために奮闘する様子を面白可笑しく描いたお噺。
会場は、女将の思いがこもっている。
納所二郎さんの、江戸東京野菜の絵も貼り出してある。
納所さんはご夫妻で、宮寺光政さん、中田哲也さん、榎本輝夫さんは仕事帰りに寄ってくれた。
神奈川の藤沢で、相模半白キュウリを栽培している吉川貴博さんも来てくれていた。
懇親会でミック入来さんによる野菜ソングが披露された。
ミックさんのライブは迫力とユーモアがあり、会場は盛り上がり笑いが絶えなかった。
・御刺身
・お刺身の後に鮪のカマヤキ、普段食べることが出来ない大きさのカマでした。
刺身の船位あり、女将は、頑張って仕入れましたと言っていました。
女将、ありがとうございました。
・伝統小松菜と塩麹伝統小松菜、小松菜の食べ比べ
伝統小松菜と小松菜の違いがはっきりわかりました。
伝統小松菜の方が甘味や味が濃く、食感は柔らかくすじがある。
・新潟県村上市の塩引鮭のだし汁で煮た亀戸大根と大根の煮物。亀戸大根は辛味が強いイメージでしたが、とても甘く驚きました。
「都立園芸高校の銀杏」は松井さんが収穫したもののようです。
お土産は
・小松菜チョコレート(いがねこ作)
伝統小松菜パウダーをまぶしたトリュフです。

落語の合間には、小金井の大学生グループ「いがねこ」と「あぐり」の紹介もあった。
写真は右から「あぐり」の
杉田恒介さん(法政大学、生命科学部、生命機能学科、植物医科学専修、2年、代表)
土田尊大さん(法政大学、情報科学部、ディジタルメディア学科、1年)
深津亜里沙さん(法政大学、生命科学部、環境応用化学科、3年)
上の写真をクリックする。
右から、
「いがねこ」の山中元さん(法政大学大学院、デザイン工学研究科、建築学専攻、2年、代表)、吉笑さん、遠藤敦人さん(帝京大学、経済学部、経済学科4年)、深津さん、女将の松井さん、杉田さん、土田さん、ミック入来さん。
今回の木戸銭は1,000円だったが、落語の後の懇親会は、小金井で江戸東京野菜でまち興しをしている学生グループ「いがねこ」と同じく小金井で援農をしている法政大学工学部の「あぐり」の皆さんが手伝っていると云うことで女将の心遣いで破格の1,000円でやってくれた。
立川吉笑さんの独り言は、彼のブログに掲載されている。
これからは、立川吉笑さんを応援していこう。