北区立浮間小学校( 渡辺三枝子校長 )に伺った。
浮間と云うと、荒川流域の桜草が有名で、同校には日本桜草の庭園と記念碑ある。
冷たい風が吹いていたが、校舎の陽だまりにある花壇では、菜の花が咲きはじめていていた。

昨年の12月中旬に北区教育研究会食育研究部朝比奈芳美部長( 北区立稲田小校長 )からメールを戴いた。
北区教育研究会の食育研究部では2011年、地産地消・地場産物の活用として研究を進めてきたが、2月に、北区立浮間小学校を会場に、栄養教諭、給食主任、栄養士、関係教諭が集まり、実践報告会を予定しているという。
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そこで、実践報告会のあと、江戸東京野菜の話をしてもらいたいと云うものだった。
2月4日に、北区の「食育フェア」でお話しすることもご存じだったが、実践報告会として、計画したいと云うことだった。

食育研究部研究発表会は14時から始まった。
朝比奈芳美先生のあいさつで始まったが、中学校食育研究部の武田幸雄校長(区立稲付中学)もお見えになった。司会は、北区立神谷中学校の湯澤典代主任教諭。
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「地場産物を活用した食育の推進」
なでしこ小学校 田嶋香苗先生。
滝野川第五小学校 藤野沙也加先生。
小学校栄養研究部
第一分科会
「野菜を知ろう」
王子第一小学校 永井裕子先生
滝野川第一小学校 山田実穂先生
第二分科会
「地場産物を活用した食育の推進」
浮間小学校 井口詩乃先生
中学校食育研究部
「望ましい食習慣の形成」
給食時間における指導
王子桜中学校 橋爪昭子先生

3時から、「江戸東京野菜の歴史、魅力、可能性」と云うことで話したが、1時間と云うお約束で、北とぴあの「食育」の時よりは短いので、先生方が興味を持っていただけるような内容に絞って、お話をさせてもらった。
栽培し易いものでは、「滝野川カブ」の栽培を勧めてみたが、指導する農家も考えねばと思っている。
それにしても「北区みんなで楽しむ食育フェア」のアンケートでは、皆さん面白がってくれたが、今回はどうだったろうか気になるところだ。
実践報告会を聞きに来ていた、実践女子学園の関登美子教諭と昭和女子大・健康デザイン学科・蕨迫栄美子准教授に、ご挨拶をさせていただいた。
運よく両先生に江戸東京野菜の話を聞いてもらえたので、食育や地産地消の素材として興味を持っていただけたようだ。
KDDIの広報誌「TIME &SPACE」のライター・小野蓉子さんも取材してくれた。
北区の伝統野菜の代表に「滝野川ニンジンとゴボウ」がある。

この説明板が、平成9年に区の施設「滝野川西センター」の壁面に設置したと紹介したが、センターの近くにある区立滝野川第六小の佐藤綾子栄養教諭は、後日自転車で何が書かれているか見に行って、上の写真を送ってくれた。
江戸東京野菜は、このような熱心な先生方に支えられているのだ。
佐藤先生ありがとうございました。
会場の北区立浮間小学校には、少し早く着いて、パワーポイントのセッティングも終わったところで、朝比奈先生が、司会を担当された湯澤先生と一緒に校庭を案内してくれた。
写真左が「うさ山」で稲田小の朝比奈校長先生、右が神谷中の湯澤先生。
上の画像をクリックすると、子どもたちの遊び場「うさ山」
同校の渡辺校長先生はおられなかったが、平山卓副校長が同校の取組について話してくれた。
校長室にあった竪穴住居のレプリカ。
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校庭には、2010年1月に6年生の卒業制作で、6年生と先生方、ボランティアの方々、おやじ会(父兄)、が協力して竪穴式住居( うき穴住居 )を建築。

やはり、校長室に飾ってあった「はざ架けした稲」の写真。
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2010年9月にビオトープ「うきうき池」の隣りに「うきうき棚田」を造った。この棚田では、もち米を栽培し、お餅にして食べる。
しかし水漏れがあったりで苦労されたようだ。
広い学級庭園があり、「学年園」には小松菜、芽キャベツ、ダイコン等が生育していた。
こんなに、自然を楽しめ、学べる学校も少ない。北区で一番広い校庭だと云う。
知りませんでした。
栽培を勧められたとのことですので、種もそんざいするんですよね。
もし栽培している農家さんがいらっしゃいましたら、
ご紹介ください。