JA東京あおば板橋地区の組合員で組織する資産管理部会の皆さんから招かれた。
殆どの皆さんとは、10年振りの再会で、「農地の宅地並み課税」に反対する運動を15年ほど続けてきた時の顔見知りの皆さんが集まった。

後継者に農業を任せた方ばかりだから、イントロで当時の運動を振り返っても見た。
その後、江戸東京野菜の最近の情勢について報告をしたが、やはり板橋の話になると皆さん乗り出してきた。

何年か前に、板橋区立小学校の栄養士さん達から、江戸東京に伝わる伝統野菜の栽培をしてみたいと相談があった。
しかも、板橋の地名の付いた野菜を栽培したいと云う依頼だった。そんなことから、同JAの渡邉常務にバトンタッチをした。
筑波にある「独立行政法人・農業生物資源研究所」のリストをチェツクしていた渡邉常務が「志村みの早生ダイコン」が掲載されていたことを突き止めた。
取り寄せ、組合員農家の、田中耕太郎さんと、田中將浩さんに依頼して、タネ採り用の栽培が始まった。
夏大根の「志村みの早生ダイコン」はべったら漬けに用いられた。
このような事が、農家の皆さんにも伝われば、生産者サイドからも農業振興の意欲の広がりも見えてくると思っている。
今年は、板橋区から、江戸東京野菜の話題が生まれることだろうと伝えた。
分けていただき、たてもの園の小さな畑で実験栽培してみたいものです。