2012年03月05日

水月ホテル鴎外荘。江戸東京野菜と東北の伝統野菜で懐石をいただく。


Nツアー・農協観光では4日、上野・池之端にある水月ホテル鴎外荘(中村菊吉社長)で、「野菜を楽しく学んで応援しよう!」「がんばろう東北! 復興応援ツアー」として、江戸東京野菜の講演と食事の交流会が開催された。



1-1006.jpg

水月ホテル鴎外荘は、明治の文豪・森鴎外の居宅を活用保存しており、ここでは名作・「舞姫」「うたかたの記」「於母影」等の作品が執筆された。



2-1img759.jpg


今回の企画は、昨年、企画され多くの方々が予約を入れてくれていたが、東北地方を襲った未曾有の震災により中止になってしまったもの。
昨年申し込んでくれた方も含めて30数名の方々にご参加いただいた。



3-1002.jpg

鴎外荘には震災以降一度伺っているが、当ブログでは、一昨年の7月に紹介したきりだった

今回は、伝統野菜も端境期だったが、大蔵ダイコン等がとり寄せられたが、東北地方からは、伝統野菜にこだわる、仙台の今庄青果の庄子泰浩専務が、仙台の伝統野菜、ちぢみ菜、仙台白菜、曲がりねぎ、ずいきを送ってくれていて、部屋に飾られていた。




4-1ohmori4.jpg

森山総料理長は前から江戸東京野菜に注目してくれていて、今回も懐石の献立を作ってくれた。



5-0sakizuk1.jpg

先付(左下) 白身昆布〆と、ちぢみ雪菜お浸し 天盛り糸花

前菜(右上) 河豚皮和江 ずいき田舎(右上) 鱒麹和江(左上) 松風 蚕豆塩密 会敷葉




6-0sashimi1.jpg


吸物(右) 清汁仕立
      梅真丈 京人参、鶴菜、江戸川つまみ菜、吸口木の芽、
造里(左) 割鮮三種盛り
      鮪、勘八、甘海老、妻種々、山葵、土佐醤油


7-0^hoil2.jpg

煮物 金町子蕪風呂吹
   雲丹味噌、青味、梅麩、香り柚子
   梅麩をどけると雲丹味噌

焼物その一(右) 曲がり葱のホイル焼き。



8-1027.jpg


焼物そのニ  鰆雲丹焼 姫丸十、桜大蔵大根酢取り、一本谷中、会敷葉




9-1伊達正宗.jpg


仙台白菜に、葱正宗の曲がり葱

上の写真をクリックする。
鍋  仙台白菜、葱正宗の曲がり葱、大蔵大根、その他の野菜、橙酢、

酢物  岩海雲五色酢 海老、蟹、もずく、とび梅、胡瓜。
    


a-0meshi2.jpg


食事 地鳥御飯 五目風

止腕 赤出し汁、中具色々

香物 三種盛り合わせ

水菓子 柚子わらび餅、白蜜

どれも美味しくいただきました。



食事の後の満ち足りた時間を利用してスタッフが考えてくれた「江戸東京野菜クイズ」を行った。

テーブル対抗で結構盛り上がり、最後はCテーブルが逆転で勝利した。


江戸東京伝統野菜クイズ

江戸野菜が育つ東京周辺の土は、関東ローム層と呼ばれる火山灰質です。この土はミネラルが少ない。○か×か?

 2.東京都で作られている食材の、食料自給率は5%である。○か×か? 
※食料自給率はカロリーベース
  
 3.東京都内の多摩地域で栽培されている「軟化ウド」は、一般的にハウス栽培が盛んで
ある。○か×か?

4.江戸東京野菜は現在は全部で約30種類栽培されている。○か×か?

5.江戸っ子には初物を好むという食文化がありました。当時は「旦那を質(しち)に置いても初物が食いてー」と言われていた。○か×か? ※質(しち)は質屋のこと

6.交配され1代限りのF1種(エフワンしゅ)と呼ばれる種は、昭和50年代から普及した。○か×か?

皆さんはいかがでしたか。
この記事へのコメント
 大変興味深いお話に聞き入り、あっと言う間の1時間10分の講演でした。伝統野菜の料理にも大満足。伝統野菜という食文化を絶やしてはいけないと強く思いました。
Posted by 参加者のひとり at 2012年03月06日 09:49
大変勉強になりました。
大竹先生が言われた「江戸東京野菜には物語りがある。」講演を聴いてよくわかりました。「仙台白菜」のルーツも。
ありがとうございました。
Posted by 仙台からの参加者A at 2012年03月06日 09:50
5日参加しました。ありがとうございました。いつも食べ慣れている東北の野菜ですが、先生の、野菜の物語を聞いてから食べる持参地消のお食事は格別でした。徳川家の話、ウドの話、どれも引き込まれるお話ばかりで、あっというまでした。またお話を聞く機会があれば良いなと思っております。ありがとうございました。
Posted by 東北人 at 2012年03月06日 20:43
お話が大変面白く、時間があっという間でした。ありがとうございました。東京=畑、農業というイメージがやはりあまりわかないなか、逆に東京(江戸)だから中山間や亜熱帯などさまざまな食材が集まっているということに驚きました。歴史の中でたくさんの人の往来がありそれとともに種の往来もあり、今の江戸東京野菜に繋がっているという道筋がとても興味深かったです。ひめまるじゅう(小さなサツマイモ)、あんなに小さいのにちゃんとサツマイモでおいしかったです。他地域の伝統野菜もこういった歴史と合せて知ることができればもっと人の目や口に触れる機会が増えるのではないかと思いました。
Posted by うしろのほうできかせていただいたもの at 2012年03月09日 15:01
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54292905

この記事へのトラックバック