平日だと中央高速で新宿まで行くのに2時間はかかるので、少し早く出たが、土曜日だったこともあり、1時間で新宿を通過した。
アクアラインまでの流れも順調だったが、海ほたるは混んでいた。
房総で行ってみたい所があった。
房総には何度も行っているが、行く機会がなかったのが、南房総市嶺岡の日本酪農の発祥地だ。
海岸線から山の方へくねくねとした細い道を登って行くと、千葉県嶺岡乳牛研究所はあった。
「みねおかいきいき館」の観光祭りが行われていて、「木更津かずさ連」の皆さんが、いきいき館前のステージで、リズミカルで力強く「よさこいソーラン」を踊っていた。
会場では、豚汁を無料でふるまっていた。
平成4年にJA東京中央会が、江戸東京野菜について初めてまとめた「江戸・東京 ゆかりの野菜と花」(農文協)を発行したが、その時に、畜産農家から、畜産の歴史も本にまとめてほしいと云う要望があがってきた。
そんなことで翌年から、畜産試験場の場長OB、畜産会、牛乳普及協会等の協力を得て編纂、平成8年に「江戸・東京 暮らしを支えた動物たち」(農文協)を発行した。
平成9年に、千代田区溜池山王の日枝神社に、「我が国黎明期の牧場」の説明板を設置している。
明治時代の初期に都心に牧場が沢山あったことなど信じることはできないだろう。
上の写真をクリックする
この編纂の中で、8代将軍徳川吉宗がインド産の白牛を3頭輸入し、鴨川の嶺岡で飼育した事を書いたが、機会があったら行ってみたいと思っていた。
輸入した白牛は、一週間近くかけて、江戸から嶺岡の地まで、連れて行った。
この地では、白牛を増やすことと、絞った牛乳で「白牛酪」というバターに似た乳製品を作った。
折角来たので、孫娘の希望で「イチゴ摘み」、章姫と云う品種たが、甘くて大きかった
房総には「道の駅」があちこちにあるが、何処でも切り花が売られ、孫等は、花摘が楽しかったようだ。
宿泊は、小湊温泉の「吉夢」。
吉夢は、小湊「誕生寺」の門前にある。
何でも、「誕生寺第82世貫首片桐日泉猊下」がご来館のお客様が良い夢を見ていただけるようにとの願いを込めて『吉夢』と命名したと云う。
上の写真をクリックすると、用意いただいた8階の特別室からの眺め。
「阿うん」で18時から夕食。
上の写真をクリックすると献立、

前菜
柚子蛸、鴨ぱすとらみ、胡桃かすてら、
酢の物
海鮮吹き寄せ・蜜柑釜

鮑をクリックする
御造里 海の幸五点盛り 妻色々
小柱かき揚げ・ばなな海老、獅子唐、天汁
焼物
牡蠣春菜焼・はじかみ
鰆柚庵焼・粟幸譚雪羹

海鮮寄せ鍋。
煮物
若鶏地部煮大根・竹の子、巻湯葉、青蕗
昆布御飯。
温物
茶碗蒸し
御腕 切り蟹味噌汁
細やかな心配りをいただき、
お風呂も良かったし、お料理もおいしかった。
吉田幸司社長に御世話になった御礼を申し上げた。