JA東京みらいで生産者会議があるというので、伺った。
生産者の皆さんは、地元のスーパー「オザム下里店」をはじめ「東村山」「新堀店」に出荷している出荷グループが、昨年から、江戸東京野菜を栽培している。このことは当ブログで紹介している。
そもそもは、昨年の2月、私がまだ、(公財)東京都農林水産振興財団に勤めていた時に、JA東京指導員連盟から依頼されて、江戸東京野菜の話をしたが、その時に聞いてくれた当JAの高倉国昭次長が、江戸東京野菜に興味を持ってくれたことに始まる。
小平の宮寺光政さんは、当JAの指導経済部長や東久留米支店長を歴任されているので、宮寺さんがアドバイスをしてきた。

東久留米市は昔から大根の産地だったこともあり、今回は、亀戸大根の升本から塚本貢三専務も同行してもらった。
生産者会議は、高倉次長から会議の主旨が説明され、グループ代表の村野喜安氏から主催者の挨拶があった。
村野さんは、ミュゼダグリの新年会にご参加いただき、江戸川の亀戸大根栽培農家・木村重佳さんの圃場を視察いただいている。
会議では、今年の栽培計画についても話し合われたが、基本的に地元「オザム」への出荷に向けた生産者個々の品目は崩さずに、江戸東京野菜の生産にも取り組むことが確認された。

これから夏に向けては、寺島ナス、馬込半白キュウリ、夏大根の汐入大根など、秋作では馬込三寸ニンジン、品川カブ、三河島菜などの栽培にも取り組み、余力の販売については、築地方面へも出荷していくことで、了解をいただいた。
また、升本の塚本専務からは、スカイツリーで弁当販売をすることが決まったとかで、今後の需要が見込めることから、亀戸大根の生産についても要請があった。
当日は、宮寺さんが栽培している亀戸大根を見本に持参したが、皆さん、美しい肌や、柔らかい葉を触って、生産意欲が湧いたようだった。