4月4日に荒川区の谷井千絵観光振興課長と石原久産業経済部長が、小平の宮寺農園 (園主・宮寺光政氏) を視察されたことは、当ブログで紹介した。
お二人は、初めて栽培されている荒川区の伝統野菜・青茎三河島菜をご覧になった。
宮寺農園では、この時期は三河島菜の抽苔したところを菜花のように切って、小平の経済センターや一ツ橋学園の“なにや“に出荷している。
また、ハウスでは、同じ荒川区の伝統野菜・汐入ダイコンが、タネ採り用に残され、ダイコンの花が咲き始めていた。
低気圧の影響で、当日は突風が吹いたりしていたので心配していたが、無事戻られたようで、翌日いただいたメールには・・・。
「昨日買い求めたものは、早速、夕食にいただきました。
また、「ばあーるまあーる」に届けて、本日(5日)の夜に調理してもらいます。」とあったが、
昨日、谷井課長からコメント付きの写真が届いたので紹介する。
そのときにいただいたお野菜は、翌日、次のようなメニューとなってお店に登場しました。
私たちも誘い合ってお店へ行き、またまた美味しくいただきました。

・温野菜(時無し大根、三河島菜ほか)のバーニャカウダ
※お店特製の白味噌バーニャカウダです

・三河島菜のクリームソースパスタ
三河島菜がやわらかくて、クリームソースとの相性もバッチリ!
もっちりとした生パスタにとてもよく合いました。
三河島菜の彩り鮮やかで、春らしい味でした。

・時無し大根とアンチョビのピッツァ
大根の歯ごたえが楽しめます。アンチョビの塩味がいい感じ。

・紅菜苔とトマトのピッツァ
焼いたピッツァにドレッシングで合えたフレッシュの紅菜苔の花芽をたっぷりのせました。
トマトと一緒に、春らしく、彩りきれい。
いずれもお野菜たっぷりの贅沢なお料理でした。
それぞれに特徴のある野菜なのですが、味を主張しつつ、ソースやドレッシングと融合して本当においしかったです。
素材が新鮮ということもありますね。
緒方シェフの工夫がいきていました。
お料理するのが楽しかったようです。
今後、お店でも取り扱いたいと本格的に考えているようで、宮寺さんの農園へ見学に行かせていただくと言っていました。
区内で、こうして伝統野菜を味わえるお店ができてくれることは大変うれしい限りです。
谷井課長、ご報告ありがとうございます。
観光庁の ”Japan Thank you”キャンペーンの一環で発行された、東京と京都の観光ガイドブック ”ZAGAT”のことは当ブログで報告したが、同誌には観光資源としての、Edo Tokyo Vegetables が掲載されただけに、谷井課長の狙いは、さすが的を得ている。
野菜を使った創作料理がメインの「ばあーるまあーる」の緒方敬士シェフも荒川の伝統野菜をとおして東京産の食材にも注目をいただけたようで、お待ちしています。