2012年04月16日

EM菌の江戸東京野菜栽培活用に茨城・自生農場の小野賢二・羊子夫妻を訪ねる。


EM(Effective Microorganisms)菌、いわゆる有用微生物群の農業分野での活用を琉球大学農学部の比嘉照夫教授が開発したことは、現役時代の20年も前に資料で読んだことがあった。

乳酸菌や酵母菌、光合成細菌などがそれで、農業ばかりか環境浄化として、家庭から出る生ごみのたい肥化にも活用されている。
毎年、日本橋祭りでは老舗の主人たちが日本橋川の浄化のために、EM菌団子を橋の上から川に投げ込んでいる。川底のヘドロを分解させるもので、近年では、植物性プランクトンが増え、小魚も戻っているという。



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小野賢二君の自生農場。

上の写真をクリックすると、歓迎してくれた、小野賢二・羊子夫妻。


部屋を片付けていたら、昔、購入したEM菌のボトルが出てきた。

今、江戸東京野菜の生産者には、東京都知事が認証する「エコファーマー」の資格を取った方々に、お願いしているが、EM菌が活用できないかと、小平の宮寺光政さんに相談した。

宮寺さんもその効能は知っていて、実際に取り組んでいる事例を見たいということになって

ボトルの購入先でもある、大学の同級生で、茨城で農業をしている小野賢二君の農場に暇を見つけて行くことになった。



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小野君は、畜産学科を卒業後、一時農高の教師をしていたが、結婚を機に農業に転職、畜産の中でも早く現金収入が得られる養鶏に取り組む。

特に自然卵養鶏の平飼で、有精卵の販売は40数年のキャリア、現在の農場は25年前に山林を購入し、伐採、抜根など開墾して作り上げたというからすごい。

平飼養鶏の卵を茨城県が2月9日に分析をしてくれたが、放射性物質は検出されなかったという。

上の写真をクリックする
農場には、母屋の他に、平飼の鶏舎が2棟、鶏糞の熟成棟、作業棟、卵油ハウス、光合成細菌培養実験室などが点在している。

ゴルフ場のカート道からグーグルで見ると農場は木々の中にある。



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平成4年から「猿島野の大地を考える会」として活動していたのは知っていたが、平成12年に、NPO法人になったそうで、EM菌の中の、光合成細菌の栽培実験が行われていた。(上の写真をクリックする)

その効用と、施用について教えてもらった。
詳細をブログで書くスペースはないが、2月に、羊子夫人が「生ごみを有効利用しようフォーラム」で講演した資料を後で読んでと戴いた。

「大震災と原発事故の教訓から、次世代に負の遺産を残さないため、エネルギーを地上資源の、太陽光、太陽熱、水、海水、風、地熱、動物や植物などバイオマスなどの活用を勧めている」という。



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最初は自分たちで試してみて、体で卵油の効果を実感したことから、「卵油で皆様にも健康になって頂いて、その感謝の気持ちをピースにつなげてもらおうと思いつきました。」という。

 
カプセルに詰めた卵油103粒で3,000円





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NPO法人猿島野の大地を考える会では、ピース・エコ・ショップ事業部として、加工食品を作っている。

上の写真をクリツクすると、食品衛生責任者。
加工品では、卵黄油、漬物一般(麹漬け大根、白菜、からし菜、など)、こんにゃく、惣菜全般(なます、煮豆、胡麻和え、切り干し大根、天ぷら、フライ、など)、ジヤム、など又、地産地消の季節の野菜全般(タケノコ、蕗、ミョウガ)。

野菜類はほとんど会員である農家の方々のもったいない精神と、善意の提供による。

 また、EM製品、光合成細菌、会で炭焼きの時出る竹酢液など。
それと農場の自然卵。



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自生農場を囲むように平成10年に、猿島カントリー倶楽部のゴルフコースがオープンした。

上の写真をクリツクする。
今では、新鮮なお土産として
同倶楽部ハウスの入り口で、会員が提供してくれた野菜や、自生農場の産物を羊子夫人が販売している。


因みに、同NPOのピース・エコ・ショップでは、理解者の支援により、平成22年までで、ユニセフ(国連児童基金)に952万6千円、ペシャワール会(中村哲医師を中心に、パキスタン、アフガニスタンで医療、井戸掘り、用水路建設により緑の大地計画を実現しているNGO組織)に1328万7千円、総額2281万3千円を送る事ができたという。

平成23年度からは、ペシャワール会と東日本被災地へ毎月半分ずつ送っているという。



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昼前には帰る予定だったが、長居をしてしまいご夫妻には、思いがけない歓待を受けた。

いなり寿司には、蜂蜜漬けの生姜が刻んで入っていた。

上の写真をクリックする。

昆布、椎茸、ニンジンなどの中に、小野君の作ったコンニャクも入っていた。
米麹で漬けた大根。これも小野君の作で、ゴルフ場のお客さんには評判になっているとか。



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上の写真をクリックする


鳥インフルエンザも寄せ付けない、平飼のボリスブラウン種の卵は岩塩の粗塩でいただいた。
しょうゆ漬けの生姜も味見させてもらった。旨い。

平飼い自然卵養鶏に興味があり、将来真剣に取り組みたいという人がいたら、研修生として受け入れたいという。  お問い合わせは 0280-88-7670 まで


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夫人が摘んだヨモギで、草餅を作ってくれた。
黄な粉と、磯辺焼きでいただいたが、春の香りを味わった。

ご馳走様でした。美味しかった。

帰りに、当初から予定のEM菌と餌になる糖蜜を2セット分けてもらった。
また、試験的に光合成細菌もペットボトル一本を分けてもらった。

今後、江戸東京野菜のエコ栽培に活用したいと思っている。



追録




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〜宮澤賢治的世界観より〜「とりあえず症候群のあなた」小野羊子著

本をクリックすると
アマゾンにリンク、詳細な著書内容と著者のプロフィールが掲載されている。

羊子夫人は、青山学院大学英米文学科の才媛で、宮澤賢治の世界観の実践者として知られているが、アマゾンの「著者について」には、まさに「人に歴史あり」で小野君と歩んでこられた生き様が見えてくる。

母屋に併設して「私の宮澤賢治かん」が整備されていて、宮澤賢治に根差した生き方を提示してある。
廃材を活用した手作り館。NPO法人猿島野の大地を考える会で環境問題に取り組んでいる。

なお、羊子さんは、これまで『私の宮澤賢治』『私の宮澤賢治かん』『宮澤賢治を生きる』を執筆している。



posted by 大竹道茂 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話
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