ムサコのたけのこ汁プレゼントの情報は、当ブログでも紹介したが、22日の11時から武蔵小山駅前のロータリーを会場に開催された。

今回のタケノコ祭り、武蔵小山の愛称”ムサコ”を、広めようというもので、武蔵小杉、武蔵小金井、も短縮すると”ムサコ” のために、”ムサコ” といえば武蔵小山を内外にアピールした。
江戸時代、山路次郎兵衛勝孝によって、ご当地が孟宗竹のたけのこ産地であったことから、イベントの開催となったもの。
したがって、東京産孟宗竹のたけのこは、この歴史から伝統野菜の一つに該当する。

開会にあたって、「第一回ムサコのたけのこ祭り」実行委員長の金田臣二さん、濱野健品川区長が挨拶をされた。
濱野区長は江戸東京野菜の品川カブの普及については力を入れてくれている。
来賓席には、山路安清先生も座っておられた。
このイベントのたけのこは、千葉県の産地、大多喜町との共同企画で行われたもので、直径2メートルのたけのこ汁用の大鍋を大多喜町から持ち込んだ。
11時50分から “たけのこ汁” が先着3,000名に配布されたが、11時には1,000名からの行列ができ、2時過ぎまで行列は続いた。
「千葉県は、船橋市で9日に採取したタケノコから放射性セシウムが国の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えて検出されたため、同市に出荷自粛を要請したと発表した。」との報道があったため、風評被害にあわなければ良いがと思っていたが、そんな心配は杞憂にすぎなかった。
大勢の市民が集まったのだ。会場には放射性セシュウムが国の基準を下回ったことが表示してあった。
大振りのたけのこをはじめ野菜類は、大多喜町産で、大多喜の方々が販売していた。

この地区のたけのこが有名になったのは、近くにある目黒不動尊の門前で売られたたけのこ飯がおいしかったことから、たけのこは目黒(不動尊) に限るということになったもの。
「目黒のさんま祭り」も品川区の目黒駅前商店街が行っているし、「たけのこ」も品川区の武蔵小山商店街が開催することになった。
目黒区としても貴重な観光資源のはずだが・・・・、目黒区民は、隣町に出かけてお祭りを楽しんでいるようだ。
たけのこ飯を食べたいと思ったら、武蔵小山出身の有名シェフ、「賛否両論」の笠原将弘シェフが、「竹の子丼」を500円で販売していた。
申し遅れたが、5月開催の江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座の講師をお願いしている、フードマイレージの権威・中田哲也氏と打ち合わせの日程調整をしていたが、22日に「たけのこ祭り」に行くと云ったら、祭りを見た後、近くの喫茶店で打ち合わせをすることで合意された。
たけのこ汁に、並ぶのは大変なので、笠原シェフの「竹の子丼」を買ってきて、空いていた椅子で食べた。
さすが笠原シェフの「竹の子丼」、たっぷりたけのこが入って、おいしい味に仕上がっていた。
丼を食べた後は、山路次郎兵勝孝の墓、「殖竹塚」を参拝、来賓席の山路安清氏にもご挨拶をすることができた。
当日ご一緒した、中田哲也氏がご自分のブログで紹介している。