寺島・玉の井まちおこし委員.が展開している「寺島なす復活プロジェクト」は、先日、勉強会を実施したことは当ブログで紹介した。
同プロジェクトでは、玉の井通り商店街のびっくり市に合わせ「玉ノ井カフェ」で、寺島なす苗の配布受付(参加費500円)を実施した。

なす苗の配布は、寺島なす復活プロジェクト最大イベントの一つで、29日と30日の14時から、寺島・玉の井まちおこしの店(玉ノ井カフェ)の前には、事前のPRが行き届いて行列ができるほど。
受付で栽培希望者は名前と連絡先を書いて、参加費を払い引換券をもらって苗木置き場で受け取るというもの。
連絡先を書いてもらうのは、今後、プロジェクトが開催するイベントなどの情報を伝えるもので、両日用に用意した接ぎ木苗400鉢( 三鷹の星野直治氏仕立て )は参加希望者に全て渡った。
両日、会場の玉ノ井カフェには、寺島ナスの写真など資料が貼られ、昨年試作した復活プロジェクトのメンバー( 写真 帽子は阿部敏氏 )が説明役にあたり、熱心な市民からの質問攻めをさばいた。
今回、まち興しの参加者に渡した、接ぎ木苗は、熱帯性のナス科植物の根に寺島ナスの穂を継いだもので、前年、ナス科の作物( トマト・ピーマン・ジャガイモ等 )を栽培した後作でもナスが嫌がらずに立派に生育し栽培できるもの。
注意するのは、台木から吸った養分をすべて接いだ寺島ナスの穂に伝えるために、栽培中に台木から生えた芽や葉はこまめに欠き取ることがポイントで、怠るとナスは実らない。

同プロジェクトでは5月19(土)、20(日)の両日に、墨田区が実施する、「スカイツリー区民祝賀イベント」に出展するが、同区では40万人の人出を予想しているという。
両日は、実生苗を200鉢( 星野直治氏仕立て )程度を用意、プロジェクトへの参加を募るという。参加費は同じく500円となる。
会場は、大横川親水公園内に設けられたワクワク体験エリア( 横川1丁目 )で、NPOなどのブースが並ぶ中だ。
事務局長の牛久氏は 「区民の皆さま方の寺島なすの関心は高いようです。
中には、寺島伝統のナスと知らず ”ナスはちょっと?”という人もいましたが、プロジェクトの主旨を説明すると、”じゃあ参加しようかな” という人も何人かおり、プロジェクトとして勇気付けられました。」と語っていた。
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