先日、「NPO法人環境活動センター八王子」から招かれて」八王子市八王子市北野町にあるエコひろば(八王子市環境学習室 八王子市温暖化防止センター)に伺った。
依頼を受けるまでの経緯は、当ブログで紹介した。
北野清掃工場の余熱を使った、「八王子市北野余熱利用センター」は、JR八王子駅から20分、八高線が浅川を渡る手前の、木々に覆われた中にあり、そこの「あったかホール」が会場だった。
なんでも有名な建築家が20年も前に建築したという。
、ご講演のテーマは「〜よみがえる旬のちから〜、江戸東京野菜ものがたり」。
事務局長の渡辺政行さんからは、八王子の在来作物、「高倉大根」「川口エンドウ」「宗兵衛裸麦」の話を取り入れて下さい。と依頼されていた。
私の話は、映像をベースに話をするので、高倉ダイコンの栽培を続ける、石川町の立川太三郎さんのお宅に伺い、写真を撮らせていただいたことは、当ブログで紹介した。
また、川口エンドウは、草木弘和さんが、種を守っていて、これも写真を撮りに伺ったことは当ブログで紹介したが、
その時に撮った写真を皆さんにお見せしたが、伝統野菜は皆さんが食べてくれると、生産者も栽培意欲が湧き、次世代に伝えることができるわけで、会場の皆さんに、食べていただくようお願いした。
また、東京の農業では亜熱帯の果実パッションフルーツを八王子で栽培していることを知っているか聞いてみた。
意外だが、知っている人は少なかった。
パッションをジュースにする濱中洋子さんのお孫さんを紹介した。

会場には、草木さんと濱中さんが来てくれたので、最後にステージに上がっていただいて、川口エンドウのことについて、草木さん(中)と、浜中さん(右)に伺った。
終ったあと、日野で東光寺大根を栽培している、和田恒雄さんの妹さんがみえていて、ご挨拶をした。
和田さんは平成2年に執り行われた、大嘗祭に東京の農家を代表して東光寺大根を庭積の机代物として奉献されている。
また、川口エンドウについては、草木さんからタネを分けてもらったという環境カウンセラーの高野重春さんが会場に見えていて、
話を伺うと、市民に指導しながら川口エンドウを栽培しているという。
今回も、多くの方々との出会いがあった。
NPO法人 環境活動センター八王子の副理事長の渡辺政行さん(事務局長)には、お招きいただきお世話になった。
シニアネット東京の代表、光澤康文さんには、パソコンのサポートとして待機いただき、会場の写真は青木さんが撮影していただいた。
当日の参加者は、協力スタッフを含め総勢88名の皆さんが聞いてくれた。

JCNプラスチャンネルの「デイリー八王子」で放送するため、八王子テレメディアの甲杷美和子主任が取材に来てくれていた。
なんでも講演の模様は、22日にニュース番組で取り上げてくれるという。
また、会場にはライターの高倉なをさんが取材に見えていた。
実は、何日か前に、農業の専門書「農耕と園藝」(誠文堂新光社)から4,000字の原稿を依頼されていたが、講演が続いていたので辞退したら、取材をして書いてくれるというので、お願いしたもの。
掲載誌は、7月号(6月23日売)の予定。
担当の佐藤ひろ子さんからアンケートの抜粋を送っていただいた。
・「種の保存」で町おこしにつながっているとの事、大変良かった。
あらゆる生物の種の保存は今日、重要なテーマであり、野菜に限らず八王子でも良い事は真似してやるべきだと思います。 (同様 あり)
・とても興味深いお話しで、良く理解出来た。 素晴らしかった。 (多数)
・色々な資料が豊富にあって、目から入る分が多く楽しかった。 (多数) 特に茗荷の話はおもしろかった。
・これからも東京野菜が広がり、消費者が増える事、また手近に買えるともっと良いと思った。 (多数)
・市場にあれば、積極的に購入したい。
・生活と密着したお話しで、大変有意義でした。 (多数)
・内容も充実し、資料も丁寧で、話術も good 、食育全体も解りやすい、PRも上手い、best でした。
・大変楽しく、大いにためになりました。 (多数)
・江戸時代から現在までの野菜の推移が、いろいろな野菜の産地を紹介しながら説明があり大変良く解った。
・伝統を普及させる努力が素晴らしいです。
・「江戸東京野菜」なるものを知らなかったので、勉強になった。 認識を新たにした。実物の野菜があると良かった。 (多数)
・聞くだけの講義は2〜3日過ぎると忘却、その時必要になるのがPP資料、それがあれば思い出す事が出来る。 等々てした。
皆さん、アンケートありがとうございました。
また、甲杷主任が取材していただいた、JCNプラスチャンネルの「デイリー八王子」のニュースは、佐藤さんを通してDVDを送っていただいたが、ニュース番組としては破格の扱いで、時間を割いて江戸東京野菜の取り組みについて丁寧に報道頂いた。
甲杷主任ありがとうございました。