2012年06月07日

早稲田大學 震災復興のまちづくり(JA共済寄付講座)  三國清三シェフの 講義&キッチンスタジオに招かれて


早稲田大學 震災復興のまちづくり(JA共済寄付講座) 気仙沼復興塾 三國清三シェフ 講義&キッチンスタジオが6日、大隈庭園入り口にある「早稲田大学Uni Cafe125」で開催された。

これまでの講座については、当ブログで紹介している。



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写真をクリックすると拡大


2010年3月4日、早稲田大学前副総長の堀口健治先生にお会いしてお願いした、早稲田ミョウガの捜索活動は、早大生の協力でミョウガを発見することができ、それが震災復興のまちづくりの取り組みの中で、お役に立つことになったことはうれしい限りだ。

このプロジェクトは始まったばかりでこれからだが、早稲田ミョウガは、ロマンとともに、プロジェクトに参加する方々の期待も背負っている。

仙台や気仙沼からもゲストの皆さんがやってきた。
右から (株)気仙沼商会代表取締役社長 気仙沼市震災復興市民委員会リーダー スローフード気仙沼メンバーの高橋正樹氏、隣が鈴木有機農園のエコファーマー鈴木英俊さん。

三國清三シェフ、大竹、早田宰教授、小平市のエコファーマー宮寺光政氏。



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前日から、キッチンスタジオでは、仕込み作業が、オテル・ドウ・ミクニのスタッフが気仙沼復興塾の学生たちを指導しながら行われていた。

当日も、朝早くから作業が行われており、準備の様子も見たいと、2時間前に会場の「早稲田大学Uni Cafe125」に着いた。

早稲田ミョウガの関係者としては、現在栽培をしていただいている、井之口喜實夫さんと宮寺さんが招かれた。



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井之口さんは、前回の残りもんだと云って、ミョウガタケを土産に持ってきてくれたので、三國シェフが会場の一角に生けてくれた。

上の写真をクリツクする
食材の多くは東京産を使ってくれた。
写真左上は、小平の岸野昌さんが栽培してくれた「青茎三河島菜」
左下のトマトは、東京杉並の鈴木宗孝さんが栽培したもの
右上は、ホヤとパイナップルのバターソティー
右下は、戻りカツオ


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席は指定席で、我々の席は、農業関係者の席。

先に、紹介した井之口さん、宮寺さんの他に、八王子市で原木椎茸を栽培している「ぐりーんふぁむタクラ」の代表・田倉義彦さんと田倉隼人さんが招かれていた。
田倉さんは、東北支援の活動も行っていて、当プロジェクトでも紹介されている。

また、隣には、仙台から見えた、鈴木有機農園の鈴木さんが座られた。

鈴木さんは、東日本大震災により、海から2.5キロの地点にある水田が被害を受けたが、塩害を乗り越え、自ら井戸を掘って、これまで実践してきたEM菌を使った有機農法で、ヘドロを分解し175アールの水田に稲を実らせ例年並みの収量を確保したと云う人物。

鈴木さんが、有機農業・それもEM(有用微生物群)を活用しているというので、宮寺さんが私は茨城の小野賢二さんに教えてもらってやるところだと話すと、鈴木さんも小野さんを知っているという

後で、小野君に電話をしてわかったことだが、鈴木さんの弟・鈴木英昭君は私の後輩で同じボランティアグループの仲間だった。、私が四年の時に一年生で元気のいい後輩だった。

仙台に戻り平山君となったが、今回の津波で娘と息子を残して・・・亡くなられた。
英昭君とは、卒業後47年お会いすることはなかったが、お兄さんとお会いするとは、奇遇な出会いだ。

改めて、英昭君のご冥福をお祈りする。

上の写真をクリックする。
テーブルには、メニューの他、学生たちのメッセージも置かれていた。

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上の写真をクリックする。




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三國清三シェフ キッチン・スタジオ 東日本大震災復興支援 試食会はゲストの部と学生の部に分けて行われた。

ゲストの部では、早田教授の司会で始まったが、初めに、学生を代表して同大文化構想学部4年の結川真悟さんが挨拶、プロジェクトへの意気込みを語った。

三國シェフのメニュー紹介があったあと、鈴木有機農園の鈴木英俊氏、続いて指名されたので、早稲田ミョウガ捜索についてひとくさり。

続いてスローフード気仙沼の代表・菅原昭彦氏(男山本店)、が挨拶をされ、最後に、早稲田大学周辺商店連合会の副会長の櫻井一郎氏が挨拶された。

帰りがけに、櫻井さんには、先日の懇親会で、奥さんの作られたミョウガ寿司が美味しかったとお礼を申し上げた。




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上の写真をクリツクする


杉並の鈴木宗孝さんのトマトに、ホヤとパイナップルのバターソティー。
醤油もあきる野市の近藤醸造のキッコウゴ醤油。

東京の味噌汁
江戸東京野菜の青茎三河島菜(小平の岸野昌さん)と、
八王子市の田倉さんの原木椎茸。
東京赤みそ、東京湾の浅草海苔。

仙台・鈴木有機農園の鈴木さんが栽培した「ひとめぼれ」
カツオづけステーキ丼、
金胡麻は小平市の川里賢太郎さんが栽培した。
檜原村の柚子胡椒風味。
ライスはバター炒め。バターは八丈島産


どれも美味しくいただいた。
特に、鈴木さんの塩害いを克服した「ひとめぼれ」は一口一口、味わっていただいた。

三國シェフ美味しい料理ありがとうございました。
早田教授、お招きいただきありがとうございました。


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料理の仕込から、ゲストへの心のこもったサービス、気遣いと、一連のプロの仕事を三國シェフから学んだ学生達。
このプロジェクトならではで、学生の部で食べた、料理の味は一入だったろう


オープン教育センターの沼田真一先生、TAの福田有紗さん、お世話になりました。

posted by 大竹道茂 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 早稲田ミョウガ
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