江戸東京たてもの園の開園20周年記念特別展として「小麦と武蔵野のくらし」を開催している。
〜人が集まればうどん〜 武蔵野の食文化を語るとき「うどん」は欠かせない。
当ブログでも、武蔵野の「糧うどん」の食べ歩きなどを行っている。
展示は残り1か月になってしまったが、昭和初期の武蔵野の農業、食、伝統的知恵などを振り返り、小麦と人々がいかに深くかかわってきたかを展示してある。
会場で展示してあるパネルをメモしていたら、これに書いてありますと、部屋の隅に座っていた方が、図録を手渡してくれた。
この図録「小麦と武蔵野のくらし」(20頁)は、100枚ほどの写真が掲載されている。
第2章 小麦とくらし
第3章 人が集まればうどん
エピローグ 貯穀 食糧不足と麦・雑穀
伝統の小麦、東久留米市の「柳久保小麦」についても紹介してある。
平成18年に「葛飾区郷土と天文の博物館」で企画展「東京、ムギ・麦」〜東京近郊の麦食文化〜が開催されたことがあった。
江戸東京たてもの園の「小さな畑」の管理をしているリーダー・納所二郎さん(NPO法人ミュゼダグリ) からメールをもらった。
遅くタネを蒔いたので、収穫せずに残しておいた、江戸東京野菜の「馬込三寸ニンジン」が抽苔して、何日もかからずに花が咲きそうだというのだ。
同園には、いくつかの畑があって、イベントに使う野菜を栽培しているが、ニンジンはないようなので、タネは取れそうだ。
納所さんがタネを採った。寺島ナスも定植が一か月遅れたが、元気に育っている。