2012年06月11日

第1期 江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座、第4回は 江戸東京野菜の栽培・食育


第4回の「 江戸東京野菜の栽培・食育」は、初めて、江戸東京野菜の代表的な生産者、井上誠一さんと宮寺光政さんの出番。

さらに、小金井市をはじめ食育に取り組んでいる酒井文子さん、地元、小金井市にキャンパスのある大学の学生・市内在住の学生で組織する「いがねこ」の代表・東京農工大学の勅使河原直人さんと、各々が江戸東京野菜の取り組みについて語った。



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井上さんは、会場に寺島ナスの鉢植えを持ち込んでくれた。

井上さんは、今年「寺島ナス」をだれよりも早く地元小金井経済センターに出荷したが、大きくして色ボケしたのでは、寺島ナスとしての印象が悪くなることから、早め早めの出荷に心がけている。

会場に持ち込んだ寺島ナスも、ぎりぎりの大きさで、あと一日置くと、艶がなくなるぎりぎりの所だ。

井上さんは「江戸東京野菜でまちおこし」について話された。

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宮寺さんは、「青首大根」と「汐入大根」を持参してくれた。
この時期の「汐入大根」は「時無大根」で、「みの早生大根」に似たタイプの夏大根だ。

上の写真をクリックすると
「江戸東京野菜への熱いおもい」について話された宮寺さんと、
「江戸東京野菜を使った活動について」を語った勅使河原さん。

宮寺さんは、江戸東京野菜に取り組む熱いおもいを、予定時間を超えて語った。
特に、品川カブの栽培をきっかけに、まだ、認証されていない野菜を含めて20数種類の野菜を栽培している。



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食育・野菜料理コーディネーターの酒井さんに、先日行われた、打ち合わせの席で、前回の寺島ナスの試食が好評だったことから、この時期ある江戸東京野菜を料理してもらえないか頼んでいた。

JAの小金井経済センターからは、鴨下永孝さんの亀戸ダイコンができたから使えないかの話が来ていた。 また、宮寺さんの所で試作していた汐入ダイコンがあるというので、試食用を酒井さんが車で取りに行ってくれた。

右から、青首大根と、亀戸大根、汐入大根の順に、
生のスライスと、甘味噌漬け。手前、汐入ダイコンを焼いて、バターで炒め醤油で味付けしたもの。

宮寺さんは、抜いたばかりの「青首」と「汐入」を持ってきてくれた。また、亀戸ダイコンは、鴨下さんが栽培したもの。

青首との生の食べ比べでは、この時期の「汐入大根」は時無し大根で、試食された方は、「辛い!」、亀戸大根も、季節外れだからか、汐入程でもないが辛味がある。

甘味噌漬けによって、辛味は薄れたがまだ辛味は残っている。

しかし、焼いてからバター炒めした料理では、辛味が抜けていた。

酒井さんは、「江戸東京野菜を使った活動について」で、地元小学校での食育授業の進め方について、具体的にその手法をパワーポイントを使って解説した。

また、「いがねこ」の勅使河原さんは、同グループが取り組んだ、江戸東京野菜のレシピコンクールの取り組みや、伝統小松菜のパウダー化など、6次産業化にも取り組んでいる現状を報告した。




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意見交換会は司会を任されたので、井上さん、宮寺さん、酒井さん、勅使河原さんから、言い足りなかったことを一言づつ述べてもらってから、せっかくの機会なので、会場の皆さんの意見も伺った。

JA東京あおばの伊藤真一さんには、昨年から取り組んでいる地元ゆかりの「志村みの早生ダイコン」「雑司ヶ谷ナス」の復活と、地元ホテルなどへの販売戦略について

荒川区立小学校の栄養教諭・鈴木理恵さんからは、江戸東京野菜を手に入れるための生産と流通について、意見が出された。

また、市場関係を代表して、朱亀寿美朗氏からは、出荷規格の統一について、生産者サイドに問題提起がなされた。
また、生産者からは、JA東京中央会に対して、夏場出荷される、志村みの早生ダイコンをはじめ、数種の江戸東京野菜の候補の認証について急ぐよう、要望が出された。

サプライズゲストとして、都立園芸高校の横山修一先生がお見えになっていたので、都立園芸高校の取り組みについて話していただいた。

第1回の講座で、園芸高校の取り組みについては、ご紹介していたが、タネ採りから始まって、販売にも力を入れていて、
特に大手デパートからの注文は「江戸東京野菜の園芸高校」として名が定着し始めていて、生産物への期待が高まっている等、新たな情報もいろいろと紹介され、ジャーナリストの皆さん達にとって興味深い話のようだった。

伝統小松菜のパウダー化で活動資金難に悩んでいる「いがねこ」へ、関東農政局の鶴岡佳則氏は、農水省の6次産業化などの補助事業がいろいろあるからHPから探して活用してはとのアドバイスがあった。

時間の関係で十分とはいかなかったが、江戸東京野菜に取り組むそれぞれの方々のご意見は伺うことができた。

尚、次回は、6/14(木) 18:30~20:30
   第5回江戸東京野菜の食文化2
(江戸時代の食を中心に)講師 江原絢子氏




追伸



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前回、井上さんから、寺島ナス苗が残っているから、受講生で必要な方にお分けすると云うので、希望者を募ったら9名が希望され、持って帰られた。



posted by 大竹道茂 at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | コンシェルジュ協会事業
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