2012年06月15日

浅草の金竜小学校から江戸東京野菜の栽培を希望するメールが届いた。


東京スカイツリーの開業で隅田川の対岸の浅草は、以前にもまして賑わっているが、
12日はあいにくの雨で肌寒く、浅草からのスカイツリーは展望デッキしか見えず展望回廊は雨雲の中に隠れていた。
金龍山浅草寺(きんりゅうざんせんそうじ)の雷門も、雨天の16時ともなると観光客も少なく閑散としていた。



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上の写真をクリックする

浅草寺の裏、言問通りを西に10分ほど行った右側にある、台東区立金竜小学校に伺った。

同校は、1912(大正元)年に「金龍尋常小学校」として言問通りを挟んだ南側に開校し、その後当地に移り、今年で100年を迎えた。
金龍山浅草寺から名をいただき、金龍小学校となったと伝えられている。



6月の初めに、同校の阿部浩也教諭からメールをいただいた。

なんでも、「東京都の生産体験推進事業として江戸東京野菜の栽培を行いたいと考えており、6月以降に栽培が可能な、伝統野菜の種苗の入手方法、栽培方法を教えていただきたい。」
と云うものだったが、その後のやり取りで、第4学年(62名)が対象とのこと。

「江戸時代から明治時代に東京や東京近郊で作られていた、江戸野菜を栽培、収穫することで、食べ物や環境の大切さを知る。
普段、自分たちが口にしている野菜との違いを知り、野菜への興味を深める。
江戸野菜の歴史と伝統を受け継ぐとともに、自分の住む東京都と地域に愛着をもつ。」
などの効果を狙っているという。



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上の写真をクリックする

ビオトープとは別に300uの広い農園は1mの深さまで栽培できるという。

現在実施している、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座の狙いが、
小学生など、次代を担う子供たちに江戸東京野菜を教えられる人材の育成を狙っているわけで、浅草に近い所で、

今回の育成講座を受けている江戸川の若手農業後継者の木村重佳さんに、事情を説明して協力を求めたら、快諾してくれた。

早い方が良いので、12日で調整をいただいたが、阿部先生は個人面談があるので16時45分以降にして欲しいということで、木村さんとは学校で待ち合わせた。



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同校の伊東悌夫副校長も同席されて、お話をさせていただいた。

丁度、小金井の江戸東京野菜栽培農家の井上誠一さんが、寺島ナスの苗が余っているから、必要な方がいたら分けてもいいというので、その旨を阿部先生に伝えた。

同校の畑は栽培履歴がはっきりしないし、肥料成分の量も不確定だったので、寺島ナスについては鉢植えを勧めた。
同農園を拝見すると、トマトにナス、ジャガイモと毎年ナス科の作物をたくさん栽培しているようで、連作障害を発症しやすいことからである。

コンクリートの反射熱も作物には良くないので、鉢に植えて、畑に置くということをすすめた。
また、木村さんは亀戸ダイコンの専門家でもあり、秋作としては、亀戸ダイコン、先生から希望のあった、青茎三河島菜の栽培なども結構だと思う。

いずれにしても、寺島ナスの栽培の経過を見ながら取り組むことになると思われる。


追録




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校庭の一角に「旧校舎記念碑」が建っていた。

上の写真をクリツクして拡大してお読みください。

昭和三年に建設された校舎の話。
第二次世界大戦末期の東京大空襲から地域住民と学校関係者が校舎を焼失から守ったという思い出が綴られている。


posted by 大竹道茂 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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