江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座に出席されている、大田区立田園調布小学校の吉田智恵子栄養教諭から、大田区の伝統野菜、馬込半白節成キュウリを栽培していて、順調に育っているという話は伺っていた。
その吉田先生から、3年生の総合の時間で、「馬込半白節成キュウリ」のことについて話をしてもらえないかという相談を受けた。
コンシェルジュ受講者の皆さんでできる方がいるか相談してみようかとも思ったが、吉田先生のたっての依頼だったのでお受けした。
同校では、3年生の総合的な学習の時間で、馬込半白節成キュウリの栽培を通して健康教育(食育)の研究を進めていて、
馬込半白は、校庭に面した花壇で作られていた。
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先日の台風4号にやられて、葉や茎が傷められて痛々しかったが、ようやく回復し半白が実りつつあった。

田園調布小学校に伺うのに、何日かかけて馬込半白節成キュウリのパワーポイントを作った。
当日は、3年生は3クラス104名が集まってくれた。
45分の授業だか、生徒を飽きさせないために、質問を投げかけながらの授業となった。
東京ではいろいろな野菜が栽培されていること、東京の伝統野菜は、珍しい形をしている。
江戸時代の野菜売り、昔の八百屋さん、
野菜の花を見て、野菜を当てる。
ウリ科の花の中から、半白の花を当てた子がいた。興味を持って毎日観察しているのかもしれない。
花当ては盛り上がった。
野菜のタネの採り方にも興味を示してくれた。
10分ほど残して、担任の先生にバトンタッチをしたが、そこから質問が次々に出てきた。
真剣に聞いていてくれた証拠だ。
教室の後ろで聞かれていた中川校長から、「伝統野菜の話は奥深い!」と、江戸東京野菜を評価していただいたが、
校長先生に注目していただけたのは大きいことで、同校はもとより、区内各小学校への普及にも弾みがつくことだろう。
大田区では、田園調布小をはじめ、馬込小でも栽培されていると聞く。
当ブログで紹介したが、今年から山王保育園、池上第二小学校でも栽培が始まった。
今後さらに広がっていくことを期待したい。

「田園調布」と云うと、我が国最初の近代的大計画都市が実現したところ、今では土地所有者も相続で、宅地が分断されたりしていると聞く。
田園調布駅の駅舎は、一部がモニュメントのように残してある。
頑張って池二小3年生の授業をやってみます〜(>_<)
また、ご報告いたします!